少し頭を使う

偉い人が、自社の技術者のレベルが下がっていることを嘆いていた。一つは過去の経験に固執して新たな挑戦をしないこと、もう一つは、数学力がないことである。

数学力についての話を聞いていると、本質は、数学に限らず自分の頭で考えていないことのように感じられた。過去の経験に基づいて仕事をすることも、楽をしたいという気持ちの現れだと思う。

帰宅後、速度に比例する抵抗を受けながらの落下について、紙と鉛筆で計算をした。符号の向きで考え込んだりと、初歩的なところで躓いたりしたが、一通り計算して、matplotlibで解析解をプロットするところまではできた。明日以降は複数の方法で数値計算を行って、それぞれの方法を比較しようと思う。

Pythonでプログラミングをしていると、取り敢えず本に書いてあるコードをEmacsで打ち込んでも意味はなく、真面目に理論を追い掛けたり、odeintなどの使い方を理解しないと何も残らないのだと、改めて思う。こんなことは敢えて書くまでもないかも知れないが。

小さなことからコツコツと、である。

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