先日の件、会社で一番偉い人の支持を取り付けてバッチコーイ状態でいたのだが、直接対決のような出来事は起こっていない。
そんな中、相手方が自分の部下に、私が思い通りにさせてくれないと愚痴っていたという話を耳にした。その部下からすると、日頃厳しい上司が厳しく言われる側になった出来事の存在を知り、大変面白かったそうである。
そこでいい気になっていると痛い目に遭いそうなので、大人しく過ごすつもりではある。
気が付けば、というか、うっすらと感じてはいたのだが、試験勉強の進捗が芳しくない状況になっている。前任者が退職するまでは順調に進んでいたが、それ以降は色々なものが降りかかってきて、ペースが乱れてしまった。年齢や社歴などの関係で前任者には遠慮せざるを得ないけど、私に対してはそうではないので面倒や責任を押し付けようとしてくる人が結構いて、イライラし続けていたと思う。
まぁ、いくらぼやいても勉強が進むわけではないので、気を取り直して追い込むしかないのだが。
M575のトラックボールをPerixx PERIPRO-303に入れ替えた。変な引っ掛かりは感じなくなったけど、ポインタの位置精度が思い通りにならない事象はたまに発生するので、自分の親指が不器用なことも一因なのだろう。
それでも腕を動かさないのは楽ではあるので、M575を使い続けようかな、というのが今の心境。
鳥山明が亡くなったニュースを見てKindleで全巻購入したのだが、最後まで読み終えた。一度読んでいるけど忘れていることが少なからずあるし、結構楽しめた。魔人ブウ編はちょっと食傷気味だったが、Wikipediaに「漫画を描いている自分でさえイヤになるほど激しくくどい闘いの連続」という作者のコメントを見て、腑に落ちた。
試験勉強の息抜きにと思って読み始めたが、時間配分を少々誤ったか。
久しぶりにトラックボールマウスを使いたくなったのだが、SW-M570のUSBレシーバを失くしたらしい。後継機種であるSW-M575の評判が良いようなので、購入して使ってみた。
従前と同様に、マウスポインタの微妙な位置決めが難しいように感じるが、製図のようなことをする予定はないので、もう少し使ってみるつもりだ。
最近、修士論文のテーマに近い分野の論文を眺めている。いずれしっかり読み込んで数値計算をフォローしたいと思っているが、現状はそこから程遠い。
修論では無限系かつ正負の電荷が同数の系を変分法で計算していたのだが、上記の論文は周期境界条件かつ電子系なので、新たに考えるべきことがある。一つはクーロンポテンシャルが周期関数になった際の処理、もう一つは系を電気的中性にするための条件である。前者はフーリエ変換を勉強し直さないと色々と忘れてしまったと実感している。後者は単位セル内の正負の電荷が同じ量になるよう一様な正電荷分布を考えるだけなのでそう難しくはないが、電磁気学の復習になるだろう。
大きいところだと、第二量子化がある。過去に何度か勉強したんだけど、ぼんやりとしたイメージだけである。ある場所に粒子を生成するということは、ある状態に粒子を生成することの重ね合わせとして表現できて、その展開係数が波動関数、というのが今の理解。展開係数を生成/消滅演算子に置き換えました、というのが最も単純な表現だけど、これだけだと何を意味しているか分からないし、それだけの説明で済まないから量子力学の教科書ではそれなりのページ数を割いて説明しているのだろう。第二量子化に馴染むと多体問題の扱いが楽になる(計算量が減る)ということを指導教官から聞いたことがあるが、それを実感するところまで行きたいものだ。そこまで行けば、「固体の電子論」(斯波弘行)のような本を楽しめるのだと思う。あと、de Gennesの”Superconductivity of metals and alloys”とか。
こんな感じで、自分は何を解っていないか、解るためには何をすれば良いかをコツコツ考えているが、現実逃避でこれに時間をかけ過ぎになっている。試験勉強を最優先しないと。
仕事で簿記の知識があると良いかもと思い始め、ある弁護士のブログの過去ログに簿記の話が書いてあったと思い、確認してみた。この弁護士は、物理系の修士→メーカー技術者→希望して知財に異動→弁理士→弁護士、という経歴の持ち主で、目標にしているというよりも仰ぎ見ている存在である。そして、確かに過去ログには簿記について書かれていたが、それとは違うところに目が止まった。
上記の弁護士はご自身を省みつつ、理系の上のクラスの大学を出た人の発想は、プライドが高く、頑固で視野が狭く偏見に満ちていて、それは過去の自分のような人だから、遭遇するとすぐにわかる、と書いている。上のクラスかどうかは別にして、ある種の「理系あるある」のような気もするし、自分も同じような発想をするところがあると思っているが、(希望した訳ではないが)異動したことで緩和されたように思っている。
そんな中、「自分が他部署に仕事をくれてやっている」という、上記発想の王道のような人を目の当たりにして、驚き呆れ、ムカついている。同じ社内で先方が客のような立場になるのだが、遠回しに「自分の思い通りにさせないと、お前らに仕事のネタを提供しない」という物言いをしてきた。
元々彼らが好き勝手やり過ぎるので、チェック機能が働くように別の部署になっているのだが、少しでも技術的要素があることは全て自分の思い通りにしようという、身勝手極まりない振る舞いである。ネタを提供しないことは彼らの不利益にもなるのを分かってのことなので、こちらが折れると舐めているのだろう。「自分が会社を支えている」という気概は必要だが、「自分”だけ”が会社を支えている」まで行くと、単なる自惚れである。
違うところに軸足を置けるように準備しつつ、上司を巻き込んで「売られたものは買う」方向で…とは思っているが、「長い物には巻かれろ」で終わる可能性だってある。果たしてどのような結末になるだろうか。
自分の立場が変わったことで、この会社の営業職は取引先の伝書鳩なのか?と感じる機会が増えた。余り真面目に思い詰めると健康に良くないので、「無能な馬鹿どもをサポートしてやっている」くらいに考えることにする。
態度に出たりして。