財布にSuicaとICチップ内蔵のクレカを入れているのだが、特定の自販機でSuicaで支払いをしようとすると、どちらのカードを読み取れば良いか分からなくなるのか、エラーになる。なので、面倒ではあるけれど、その都度Suicaを財布から出していた。
ちょっと馬鹿馬鹿しいような気がしたので、Amazonで遮蔽用のケース(シートを貼り合わせて袋状にした物)を買ってみたのだが、財布のカード収納用のポケットにケースが入らず、Suicaと密着する形で札入れスペースに入れてみた。しかしながら(後から考えれば当然なんだけど)、この状態でバスに乗ろうとすると、財布をカードリーダーにかざしても何の反応もない。慌てて財布からSuicaを出して、運賃の支払いを済ませた。
バスに揺られながら思ったのは、「アンテナに導体を密着させたら、ダメじゃね?」ということ。電磁気学で習ったはずだよな、と。後でウェブでSuicaなどICカードやRFIDタグの仕組みとを確認して、やっぱりそうかと納得しつつ、事前に気づかなかったことを反省した。
なお、カード間の干渉防止にはカードタイプ(磁性体と導体の積層構造)の製品があり、それも結構な種類があるのだが、当初はケースタイプのものしか見つけられなかった。自分の下調べが甘かったとしか言いようがなく、これも反省すべき点である。