絵画の観方

『「なんか良かった」で終わらない絵画の観方』を読了した。少しずつ読み進んでいたので結構時間が掛かったけど、自分は正に「なんか良かった」で終わる人だという自覚を持っているので、丁度良い本だった。

神話・歴史的事実・時代背景などがどのように絵画に反映されているかという説明と、技法の変遷の2部からなり、どちらも興味深く読んだ。

一番印象に残っているのは、写実主義からの脱却である。ゴッホは感情表現として色彩を使い、セザンヌは一つの形状を複数視点から表現して、マネは敢えて2次元的な表現を用いた、ということだろうか。

日本画でも同じような本が欲しいと思ったが、既に出ているのかな?まずは積読状態の本を確認してみよう。