仕事で簿記の知識があると良いかもと思い始め、ある弁護士のブログの過去ログに簿記の話が書いてあったと思い、確認してみた。この弁護士は、物理系の修士→メーカー技術者→希望して知財に異動→弁理士→弁護士、という経歴の持ち主で、目標にしているというよりも仰ぎ見ている存在である。そして、確かに過去ログには簿記について書かれていたが、それとは違うところに目が止まった。
上記の弁護士はご自身を省みつつ、理系の上のクラスの大学を出た人の発想は、プライドが高く、頑固で視野が狭く偏見に満ちていて、それは過去の自分のような人だから、遭遇するとすぐにわかる、と書いている。上のクラスかどうかは別にして、ある種の「理系あるある」のような気もするし、自分も同じような発想をするところがあると思っているが、(希望した訳ではないが)異動したことで緩和されたように思っている。
そんな中、「自分が他部署に仕事をくれてやっている」という、上記発想の王道のような人を目の当たりにして、驚き呆れ、ムカついている。同じ社内で先方が客のような立場になるのだが、遠回しに「自分の思い通りにさせないと、お前らに仕事のネタを提供しない」という物言いをしてきた。
元々彼らが好き勝手やり過ぎるので、チェック機能が働くように別の部署になっているのだが、少しでも技術的要素があることは全て自分の思い通りにしようという、身勝手極まりない振る舞いである。ネタを提供しないことは彼らの不利益にもなるのを分かってのことなので、こちらが折れると舐めているのだろう。「自分が会社を支えている」という気概は必要だが、「自分”だけ”が会社を支えている」まで行くと、単なる自惚れである。
違うところに軸足を置けるように準備しつつ、上司を巻き込んで「売られたものは買う」方向で…とは思っているが、「長い物には巻かれろ」で終わる可能性だってある。果たしてどのような結末になるだろうか。