カテゴリー: 美術館・博物館

  • 上野

    東京都美術館で「ゴッホ展」を観てきた。結構な人出だったので、作品に張り付いて観ている人の後ろからの鑑賞が少なくなかったが、満足できる程度には鑑賞できた。運慶展と同様に「日曜美術館」で予習していたので、作品説明を読まずに鑑賞できた作品が多いこともあるだろう。

    その一方で、イマーシブ・コーナーは、ちょっと酔いそうと思った程度で、特に感動のようなものはなく終わった。ゴッホの絵と言えば「厚塗り」の印象が強いので、その辺りを感じられないと面白くないというか、なんというか。「花咲くアーモンドの木の枝」は、一度実物を観てみたい。

    来年に上野の森美術館で開催予定の「大ゴッホ展」も観に行きたいものだ。

  • 上野

    東京国立博物館で特別展「運慶」を観てきた。上野に来るのは結構久しぶりな気がする。

    一室だけの展示で1700円というのは結構いい値段だが、通常非公開の国宝を観ることができるのだし、いいんじゃない、という感じ。日曜美術館で予習したこともあり、堪能できたと思う。

    上野公園でなんとなく撮ってみた一枚。ゴーストが写ってるけど、なんかいい雰囲気に撮れたと思う。

  • 京橋

    会社帰りに「ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」を観に行った。平日夜に東京駅方面に行ったのは久しぶりな気がする。

    実は、11月2日の夕方に行ったのだが、その後に予定があったので、入場待ちの列を見て諦めた。金曜日の夜ならどうかと思ったのだが、それでも結構な人がいた。

    「北斎漫画」がメインの扱いで、浮世絵を期待していくと肩透かしを喰らうと思うが、これはこれで楽しかった。200年近く前にこんな作品が作られていたとは思わなかった、というクオリティであった。

    もっとじっくり観たいとは思うが、平日の昼間でなければ無理だろう…ひょっとすると、それでも難しいかもしれない。

  • 聖地巡礼

    いつもとは違い、午後に山種美術館に行ってきた。

    にも書いたけど、東山魁夷の「年暮る」を観ると、ユニコーンの「雪が降る町」が頭の中で流れ始める。

    奥村土牛の「鳴門」も良かった。奥田元宗の「奥入瀬(秋)」も素敵。奥入瀬と言えば石田武も好きだけど、今回はなかった。あとは、山口華揚の「木精」も見慣れてきた感じ。

    唯一撮影可能だった速水御舟の「名樹散椿」を。速水御舟は「炎舞」が好きだけど、これもなかなか(って偉そうだな>俺)。今回の特別展で、どちらも重要文化財だと初めて知ったのだが、まだまだ知らないことが沢山あると思い知った次第である。

  • 川崎駅前

    何でかは忘れたが、川崎浮世絵ギャラリーで企画展「明治の浮世絵師 月岡芳年と小林清親」が開催されていることを知り、恵比寿で観た小林清親の印象が強かったので、観に行ってきた。

    小林清親が少な目だったのは残念だが、川崎浮世絵ギャラリーの存在を知り、初見の浮世絵を楽しむことができたので、OKである。

    15日までが前期、20日からが後期なので、後期も観に行くつもりだ。

  • 久方ぶりの恵比寿

    山種美術館で「江戸の人気絵師 夢の共演」を観てきた。2月に「HAPPYな日本美術」を観て以来だが、今年も一次試験で落ちるんだったら「桜 さくら SAKURA 2025」を観ておけば良かったと思っても、後の祭りである。また、今回の展覧会は大河ドラマの影響もあるようである。

    自分は風景画が好きなので、東海道五拾三次などは喜んで観るが、美人画や役者絵はそこまでではない。とはいえ、髪の生え際とか、そこで使われている手法は興味深く観てきた。

    鈴木其一の四季花鳥図が唯一撮影可能だったので、折角なので撮ってきた。琳派って、時間や場所が離れた人々が私淑で受け継いできたというのが、ベタな表現だけど、格好良いと思う。

    太田記念美術館とのコラボ企画も素敵だった。狭い展示室で数は限られていたけど、初見で印象深い作品が2点あって、一つは小林清親「両国花火之図」、もう一つは歌川国芳「ほふづきづくし 八そふとび」である。

    まだまだ知らない作者・作品があるなと思ったし、また太田記念美術館に行ってみたいと思った。今は富嶽三十六景の展覧会をやっているようだが、開催期間中には時間が取れるかちょっと微妙。30日に行けるかもしれないが、最終日前日なので混んでそうだな・・・