週記以上日記未満

勉強の記録、愚痴の書きなぐり

「本を読んだものの練習問題ができないという読者は何も学んでいないのだ」(J.J.Sakurai)
「数式を追う気力がなくなったら退役しろ」(鶴田匡夫)
「卑怯もへったくれもない、やられるお前が悪いのだ」(小学生の頃に読んだ漫画の敵役)


  • ハードルの下げ方

    ここ最近、生成AIのこともあって、今まで以上に著作権の勉強に手を出している。当初の目的だった生成AI周辺はあまり手付かずなのだが、著作権の一般的なところについては頭の整理ができてきたと思っている。あれこれ眺めてみたけれど、分量のバランス的にはどうかと思うところもあるが、「60分でわかる!最新著作権超入門」は初学者が最初に読む本として良いと思う。

    若い頃は、教科書の最初から順番に、それなりに深く掘り下げながら前に進んで行くような勉強の仕方もできたように思うのだが、今は広く浅く全体像を把握してから各論を掘り下げるような勉強方法しかできなくなったように思う。また、最近は、自分が大学生の頃なら邪道だと言われていたような、噛み砕いて説明したような本も多いように感じている。昔は「物理数学の直観的方法」くらいしか覚えがなかったが、様々な分野でそのような本がありそうだ。

    とはいえ、「マンガで学ぶ○○」みたいな本にはまだ抵抗がある。結局は吹き出しをじっくり読むんだから、普通に活字だけの本を読むのと同じだと思うので、せいぜい「ストーリーで学ぶ○○」辺りだろうか。例えば、「ストーリーでわかる財務3表超入門」は非常に良い本だと思うし、Amazonでの評価も高い。

    しかし、読む本も随分と変わったなぁと思わずにはいられない。

  • クールシェアスポット

    現金を下ろしに銀行のATMコーナーに入ったら、お金を下ろすわけでもなく、外の様子を伺いながら立っているだけの人が何人もいた。どこぞのマンションのシャトルバスが近くに止まることは知っていたので、それを待っている人たちなのかなとも思ったが、横浜市のクールシェアスポット(クーリングシェルター)かも知れないと思い、帰宅後に調べてみた。

    横浜市公表のリストを見たところ、郵便局は含まれているが、銀行のATMコーナーは入っていない。あの人たちはシャトルバスを待っていたのだろう。まぁ、大きな店舗のATMコーナーだけあって、それなりに広いスペースがあって空調も効いているから、こういう使い方をしたくなるのも理解できる。

  • 人が作ったルール

    かつて技術者だった頃、物事は物理法則というルールに従っていて、条件が同じであれば誰がやっても同じ結果になるのが美しいと思っていた。しかしながら、ビジネスの話になれば、技術的な案件であっても事情は違い、交渉スキルや立場の強弱などに左右される。また、交渉で話がまとまらず、裁判まで行くこともあるだろう。

    今の業務は人為的な取り決めがルールなのだが、それ故に人によって判断が異なるのが面白いと思って仕事をしている人もいたりして、技術者の頃とは違った風景が眼前に広がっている。もっとも、そのルールを、「言葉遊び」だとか「屁理屈の言い合い」と揶揄されることがあるけど。技術者から見ると、本来は物理法則がルールであるはずが、(怪しげな)人為的な取り決めがルールになっていると不満を感じるのだろう。気持ちは分かるけど、自分たちにルールを決める権限はないのだ。

    そんなことを思いながら、ここで触れた弁護士のブログ読んでいたら、「国によって法律が違うのだから、理系と違って法学に最先端とか進んでるという考えは馴染まない」という趣旨のことが書かれていた。何となく肯首できるけれど、法学でも「新たな概念が出て来る=進んでいる」という考え方はできそうにも思う。ブログの主の、文系と理系のちゃんぽん感にシンパシーを感じつつ、面白く読んでいる。

    来週もこの辺りで色々と考えることがありそうだ。楽しいような、胃が痛いような、何とも言い難い心境である。

  • 恵比寿〜三越前

    山種美術館で「東山魁夷と日本の夏」、三井記念美術館で「五感であじわう日本の美術」を観てきた。

    山種美術館では、一番の売り(今風だと「推し」?)であろう、「満ち来る潮」が圧巻だった。金箔やプラチナ箔で表現された波が素敵で、近付いたり離れたりを繰り返して、見え方が変わることを楽しんだりして堪能した。新国立美術館で観た唐招提寺御影堂の障壁画や、東京美術倶楽部 創立百周年記念「大いなる遺産 美の伝統展」で観た「青い谷」に通ずるものがあると思った。

    不思議なもので、「年暮る」を観ると、なぜか頭の中でユニコーンの「雪が降る町」が流れ始める。

    一作品、「緑潤う」だけが撮影可能だったけど、カバーガラスで映り込みが生じて、イマイチである。まぁ、観てナンボってことで。自分の後に写真を撮ろうとした人がスマホを構えたところ、他の人が間近で作品を観始めて、撮ろうとした人が困っていたのは気の毒のような、可笑しいような。まぁ、基本は観るものだからねぇ…

    最後の「Cafe 椿」で抹茶セットを。和菓子は「満ち来る潮」をモティーフにした「あげ潮」である。以前の自分はつぶあんが苦手だったけど、今は美味しく頂ける。先日、4つを持ち帰りにすると書いたけど、三井記念美術館に行くことにしたので、開催期間内にもう一度来て、今回とは違う1つを食べて、3つを持ち帰りにしようかと(笑)

    三井記念美術館では、何と言っても安藤緑山である。「美の巨人たち」で紹介されていた「竹の子と梅」や「三茄子」はなかったけど、肉眼で彼の作品を観るのは初めてだと思うので、嬉しかった。

    ただ、先に「満ち来る潮」を観たからか、インパクトはちょっと弱めだったかも…

  • 上野〜有楽町

    トーハクで神護寺展を観た。作品自体は観ていて満足できたのだが、対になっている作品の展示が前期と後期で分かれているのはどうかな、と思ってしまった。まあ、後期も観に来いということなんだろうし、そうするつもりだけれど。あとは、開催後最初の休日だからか、開館から15分後くらいに行った割には混んでいた。自分が神護寺を舐めていたのかも知れない。

    上野駅の改札内でかき揚げ蕎麦を食べて、有楽町に移動。

    出光美術館で「日本・東洋 陶磁の精華」を観た。青磁展で展示されていた作品も少なからずあったと思うが、繰り返して観ることで目が養われるというのはあると思う。

    帝劇ビルの建て替えで、12月からしばしらくの間休館になるのが残念だが、それまでに行われる二つの展覧会も観に行くつもりだ。

    上で述べた、繰り返して観ることの効能?は、山種美術館へ行っての実感である。今日から「東山魁夷と日本の夏」をやっているので、来週にでも観に行こうと思っているが、展覧会にちなんだ和菓子と抹茶も楽しみたいと思っている。和菓子は5種類あるようなだが、5回行くのもどうかと思うので、1つを館内のカフェで抹茶と一緒に食べて、4つをテイクアウトしたい。

  • 偏光について考える

    仕事である技術文献を読んでいたら、「楕円偏光を、円偏光と直線偏光に分離する偏光ビームスプリッタ」のような光学素子があるかのように読めてしまい、しばし悩んだ。しかしながら、読み返してみると、「直線偏光が複屈折を持つ媒質を透過して楕円偏光になったことで生ずる(入射偏光と直交する)直線偏光成分の測定を行う光学系」というのが正しい理解のようだ。結局は普通のPBSのことである。

    それに関連して、複素屈折率を持つ媒質でのFresnel係数を求めたくなった。遥か昔に作ったExcelシートは屈折率が実数であることが前提なので、これを修正しようと思ったのだが、単に数をCOMPLEX関数で表現すれば良い訳ではなく、各種演算も複素数対応にする必要がある。一つのセルで全ての処理を書くと、セルの値が”#VALUE!”になってしまい、何がおかしいのか分からない。ここは無理をせずに複数セル分けてやったら上手く行った。別に何かに使う訳ではないのだけれど、良い気分である。

    Jones Matrixの計算もしてみたくなったが、やるなら勤務時間中、昼食後の眠気覚ましだな。

  • スペイン×イングランド

    起床後にPCを立ち上げて、うっかりYahoo! JAPANを見て結果を知ってしまった。トップページに結果が出ていそうなことは分かりそうなものだが、油断していた。ドキドキ感は半減してしまったが、気を取り直してWOWOWで録画したものを観た。

    スペインの若い両ウイングは、特に前半は、準決勝までと比べてある程度抑えられたように思う。しかしながら、後半も同じようには行かず、2人がスペインの先制点を生み出した。イングランドが攻勢に出る時間帯もあったが、スペインの勝利が妥当だろう。

    個々のタレントならイングランドの方が上という前評判もあったが、スペインは個と組織が上手いこと融合していたとでも言えば良いだろうか。本来スタメンの選手が怪我や累積警告で出れない場合に出てきた選手、途中交代で出てきた選手、どちらも上手く機能していたと思う。

    当初は放映料の高騰でWOWOWでEURO2024の放送はないと思われていたが、見ることができたのは有り難いことだった。ABEMAが無料放送したので有り難みが薄れたのは事実だけど、それは結果論ということで。

    さて、EURO2024も終わったので、頭を切り替えていかないとなぁ。

  • 君は生き延びることができるか

    今まで自分があれこれ考えていたことを整理したかのような論説が存在していることを発見した。昼食後の眠い時間帯だったのだが、眠気が一気に吹き飛んだ。

    ここで書いたことと重複することもあるが、そこで問われていたのは「自社のビジネスモデルを考えた際に、自部署は必要なのか?」というもので、なかなかに刺激的な内容だった。

    同業他社でも、自部署に対応する部署がない会社があるのは知っている。それは自部署の機能を社内外に割り振っているからで、必要なのは機能であって部署ではないということだ。

    ただ、そのやり方だけでは上手くいかない場合は存在する。それが自部署の存在意義ということになるけれど、そのような出来事がどれだけの頻度で起こるかという問題もある。保険のようなもので、何かあった時には「あって良かった」になるし、何もなければドブに金を捨てるようなものである。

    この話には一応の結論が出たと思っている。次はこれから自分が何をしていくかを考え直すことだろうか。

    この論説は、何度も読み直すことになると思っている。

  • スペイン×フランス

    ヤマルとオルモの個人技が凄かった。

    フランスは試合終了近くのエムバペの惜しいシーンもあったし、枠内シュートは多かったけど、試合運びからしてもスペインの勝利が妥当に思う。

  • お粗末

    近所のスーパーでの支払いをキャッシュレスにしようと思い、携帯電話にアプリをインストールして必要な情報を入力後、銀行口座を登録することにした。しかしながら、登録画面で口座を持っている銀行が出てこない。口座を持っている銀行が登録可能な銀行のリストには入っているのは確認済みで、検索窓に銀行名を入力すれば出てくるはずなのだが。

    あまり時間をかけてもしょうがないので、一旦諦めて、問い合わせ窓口のフォームから状況を入力して回答を待つことにした。画像添付も可能だったので、上記状況のスクリーンショットも添付しておいた。

    翌日、同じように検索窓に銀行名を入力したら、所望の銀行を選択できて、口座登録まで辿り着いた。理由は不明だが、結果オーライである。

    翌々日、問い合わせに対する回答が来たが、私がやったこと(検索窓への入力)で登録できるという、何の意味もない内容だった。添付ファイルを見ていたら、こんな回答は来ないはずなのだが。

    実は情報入力後に一定時間経過しないと銀行口座の登録ができない仕組みになっていて、私が登録できたのを把握した上で、ふざけた回答を寄越したのか?とか考えてしまったが、流石にそんなことはないか。

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