週記以上日記未満

勉強の記録、愚痴の書きなぐり

「本を読んだものの練習問題ができないという読者は何も学んでいないのだ」(J.J.Sakurai)
「数式を追う気力がなくなったら退役しろ」(鶴田匡夫)
「卑怯もへったくれもない、やられるお前が悪いのだ」(小学生の頃に読んだ漫画の敵役)


  • 八重洲・日本橋・丸の内

    今回は、東京駅周辺美術館共通券の消化という目的があったのだが、それゆえ過度な期待をせず、結果として楽しめた感じである。

    アーティゾン美術館で「彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術」と「石橋財団コレクション選 コレクション・ハイライト」を観た。どちらかといえば後者を目当てに行ったのだが、前者も十分楽しめた。作品の説明を一切読まずに、観て感じたことをそのまま受け入れれば良いくらいに思って観たのが良かったのだと思う。今までは、何を描いたのかを知った上で観ていたのだが、それが現代美術をイマイチ好きになれない理由かも知れないと思っていたので、こんな考え方もアリだと思う。燃え上がる炎のようだと思えた絵が赤潮だと知ったときは、ちょっと肩透かしを喰らった気分⁠になったけど。

    その後は、日本橋のルノアールで一息ついて、丸善日本橋店で本を眺めて、八重洲地下街を歩いて東京ステーションギャラリーへ。

    藤田嗣治は名前を知っている程度でしかなく、一度しっかり観ておこうと思っていたので良い機会だったし、見応えもあった。絵だけでなく写真も素敵だけど、人物画が多い画家なのかな。Wikipediaでも猫と女性が得意な画題と書いてあったし。

  • ドップラー効果

    ここ数日、音のドップラー効果を勉強していた。物理現象のイメージ自体は持っているが、式の導出をすっかり忘れてしまったので、勉強し直しである。

    ヨビノリの動画を見たり、ウェブでこの現象を説明している記事を読んだりして、絵を描いて考えれば自力で公式を導けるようにはなった。ただ、どこか「これでいいんだっけ…?」迷いながら考えているようなところがあり、完全な腹落ちにはもう一息という気がしている。

    元々は光のドップラー効果の理解が目的なんだけど、それにはもう少し時間が掛かりそうだ。

  • やってはみるもんだ

    作業慣れしている人にはどうってことのない作業であっても、自分のように初めて行う人間には、緊張し、悩み、悶絶する数日間だった。

    この経験で心理的ハードルはグッと下がった一方で、こんなことを囲い込んで自分の存在感をアピールしていた人間がいたんだなぁとの気持ちも。

    さらに言うと、そこからもう一歩踏み込んで、本当の意味でのノウハウにしたいという欲望もちょっとだけ。

  • 今年は違うのね

    ここ2年ほど、某受験期間の「夏の特訓道場」を受講していたのだが、今年は止めることにした。

    元々メイン(稼ぎ頭)の講座のオプション的な要素があったのだが、それでも独立して「使える」と感じられるものだった。しかしながら、今年は前述のオプション的な要素が露骨になって、講座の内容も大幅変更になったようだ。どういう位置付け/内容にするかは主催者側の自由なんだけど、それを受講するかどうかはこちらの自由ということで。

    この夏は昨年の教材を使い回すことになるが、昨年全然こなし切れなかったので、まずはそこからである。

    もっとも、今年合格できればこんなことを気にする必要はなかったわけで、「こちらの自由」なんて粋がっても説得力がないのは重々承知しているんだけど。

  • 舟を編む(3)

    第3話も面白かった。「辞書は入口」…確かに。何かをググってWikipediaに行って、そこから更にあれやこれやと脱線して行く(最近だと、今ならChatGPTに質問して出てきた情報元のURLを見に行って自分で確かめるだけでなく、そこから脱線していく)のは結構好きだし、しっくり来る。

    馬締と西岡のイチャイチャ感が気になって調べてみたら、原作者がBL好きらしい。まぁ、枝葉末節の話だけど。あと、映画版の西岡がオダギリジョーだったという記憶がなくて、もう一度映画版を見たくなった。

    「遍歴」という言葉が出てきて「遍歴電子」を思い出した。磁性が絡むところでよく目にした言葉で、あまり真面目に考えた覚えがないのだが、電子間相互作用や陽イオンとの相互作用を考慮している点で自由電子とは違う(平面波ではない)ということかな。磁性関係はいずれ斯波先生の本を読もう。

  • ルノワール×セザンヌ

    今年も半分を過ぎようとしているのに、2部購入した東京駅周辺美術館の共通券を一度も使っていない。この状況はいかがなものかと思い、心惹かれる展覧会があればと思い調べた中で、真っ先に気になったのがこれである。

    三菱一号館美術館に入るのは、メンテナンス工事が終わってから初めてである。印象派の展覧会は人気だとは思っていたが、ちょっと油断していたというか、軽いノリで足を運んだら、10時台で「待ち時間40分」という表示に驚いた。もっとも、実際にはそこまで待たなかったけど。

    個人的にはルノワールの筆のタッチが好みである。ルノワールといえば「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」なのかは知らないけど、モネもそうだが柔らかいタッチが良いな、と。

    大半の作品が撮影可能だったが、写真を撮ろうという気にはならなかった。結構混んでいたことも大きいし、全般的に良かったけど、「これだ!」という特定の作品がなかったからかもしれない。

    帰り際に入場待ち状況を確認したら、行列はできていなかった。まぁ、そんなものかもしれないなぁ。

  • 舟を編む(2)

    第2話である。今回も、過去の自分の経験を思い出したりしつつ楽しめた。どういう経験かは書かないけど。

    ドラマ版は、映画版から10数年後の話だそうだが、国語学者が「松本朋佑」ということは、部分的には映画版と同じ設定で、松本先生は辞書の完成前に・・・という流れなのだろうか。調べればBS版のストーリーは分かるけど、それは野暮な気がするので止めておく。

    ふと、小学生の頃、辞書で下品な言葉を探して赤ペンでマーキングしていたことを懐かしく思い出した。当時は「あるある」だったような気がするが、今の小学生はどうなんだろう。紙の辞書は使わないのかな。

    自分自身、今は意味の分からない言葉があったときはウェブ検索で済んでしまうので、たまにスマホの大辞林を使う程度である。ただ、これだと適当にページをめくって面白そうな言葉を探すような使い方はできないからなぁ・・・その一方で、しっかりした辞書を買っても置き場に困る状態なので、当分は現状のままにするつもりである。

  • GQuuuuuuX最終回

    初代ガンダムのオマージュを中心に色々と楽しめた。古谷徹、池田秀一、潘恵子が出演したし、シャアとララァがハッピーエンドだし、シャリア・ブルも生き残ったし、いいんじゃない?という感じ。

    色々と違和感を感じる設定もあるけれど、向こう側から来たRX-78-2ガンダムの巨大化とジークアクスのエヴァ化は「まぁ仕方ないか」レベルで、他は余裕で許容範囲である。⁠ただ、見返したら違和感が増幅される傾向なので、繰り返しては見ないことにした。

  • アオアシ

    何かのニュース記事で、もうすぐ連載が終わること、サッカー漫画の金字塔であることが書かれていたので、刊行済みの39巻までをKindleで購入して読んだ後、最終話の一話前までを漫画アプリの無料キャンペーンで読んで、最終話が掲載されているビッグコミックスピリッツを買って完読した。

    自分はサッカー経験者ではあるけれど、サッカー漫画はあまり読んだことがない。「キャプテン翼」も全部は読んでおらず、「シュート!」はごく一部だし、完読したサッカー漫画はこれが初めてということになる。単にプレーをする/観るのが好きなのと、今回のように、読みたいと思うタイミングで一気読みできるかどうかの問題のように思う。あと、必殺技が出てくるスポーツ漫画はちょっと苦手である。

    終わるタイミングとしては、これくらいで良いと思う。所謂「強さのインフレーション」とか、ユースとプロのプレーの速さや強さの違いをどう表現するか、登場人物の書き分けといった問題が出てきそうに思えるのである。「○年後、プロになった主人公たち」みたいな形で終わるのもありだとは思うけど、この後どうなるかは、(この作品に関しては)読者が自由に想像できる方が好みである。

    40巻もKindleでも読みたいので、発売日(8/29頃らしい)を待とう。

  • 舟を編む

    NHKドラマ10版の第1話を見た。NHK BSで放送された際には時間に余裕がなかったのと、松田龍平と宮﨑あおいが出演した映画は見たからいいかと思って見なかったのだが、映画とは設定が違っているようだし時間に余裕ができたので、見ることにした。BS版を再編集して時間短縮しているそうなので、BS版を見ておけば良かったという気持ちもあるが、致し方あるまい。

    映画版だと「右」の定義は「北を向いた時の東の方向」だったが、そこは似たような表現だけど更なるアレンジが加わっていて、これはこれで良いと思った。⁠あと、最初は「なんて」という言葉が多く出てくることに心がザラっとしてのだが、それは伏線であって後でキッチリ回収されたので、最終的にはスッキリできた…というか、それが製作者側の狙いなのだろう。

    最近、自分の日本語が気になることが増えたので、そういう意味でも丁度良い機会かもしれない。次回も見よう。

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