何度目かの揚力の話

先日(元)メカ屋が揚力が発生する原理として、翼の上面の流速が下面のそれよりも大きいことを挙げていたのだが、ちょっと引っ掛かった。一瞬それが「ありがちな間違い」と言われるもののように聞こえたのである。

今日、上述の出来事を思い出したので、何度目になるのか分からないが、揚力について調べてみた。

手元にある機械学会誌の記事によると、ベルヌーイの定理から説明するには、翼の上面の流速が下面のそれよりも大きいことが前提となるそうである。そういう意味ではメカ屋は嘘を言った訳ではないことが分かったが、常にその前提が成り立つかどうかは別物のようだ。

もう一つ、流線曲率の定理を出発点とする説明があることも知っているが、理解からは程遠いものである。そう言えば、コアンダ効果で説明すべきものだという話もあったっけ。

結局は、理解が深まらないまま放置になってしまうのだが、そのうちやる気を出して理解する日が来るかも知れないので、前も同じこと書いたよなぁと思いながら書き続けることにする(笑)

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