自分の仕事は企業内法務ではないけれど、『「専門家」を超えた実務者たれ – 企業内法務に必要なマインドとスキルとは』で検索すると出てくる記事が、自分の心に非常に刺さるものだった。
引用すると、『答えを求められるときも、そこで必要なのは法的な意味で「正しい」答えではなく、多くのステークホルダーを納得させられる答え』『自分で考えるより先に、外の「権威」に頼るという割り切りもときには必要』『専門家のポジションは、誰かに都合よく利用されるリスクと背中合わせ』といった辺りが特に。
全ての責任を押し付けられてはたまったものではないと思いながらも、「社外の専門家に聞いてみないと分かりません」と答える際には歯痒さを感じるし、自分らの存在意義を否定しかねないのではと思うことがある。そういったモヤモヤを和らげてくれるというか、一つの指針を与えてくれるとでも言えば良いだろうか。
全体最適化のために専門知識をどう使うかということなんだろうけど、言うは易く行うは難し、更なる精進が必要である。