ここ最近、上司の指示で、上司の上司から目をつけられている部下を庇うためのネタ作りが業務の一つになっていた。正直なところ、私がこの部下を積極的に庇いたいと思う理由はない。業界のルールを無視して仕事を進めようとして、私がそれを指摘すると、その指摘が間違っていると楯突く人間なのである。
これで本来の自分の業務が進まないことに腹立たしさを感じていたのだが、その部下が、私がやりたいと思っていること(プログラミングによる作業の自動化)をやっているのを見て、思うところが二つあった。一つは「自分が置かれた状況も知らずに良い御身分だな」という腹立たしさ、もう一つは「彼にはこういうスキルがあるのか」という感心である。そこは「バカと鋏は使いよう」と考えるべきなのか。
取り敢えず、理不尽な業務は終わらせたので、少しは自分がやりたいことをやるさ。