Raspberry Pi 4を使った遊びに手を出し始めた。以前、書籍「Raspberry Piで学ぶ電子工作」と、この本の内容を一通り実施可能なパーツ等を揃えたのだが、それ以降はほったらかしになっていた。最近、自分の手を動かすことがしたくなったので、それならこれをと思った次第である。
先にキットの説明書を読んで、本体をケースに入れて、カメラモジュールとファンを繋いだのだが、上記書籍を見たら、最初はそこまで繋がなくても良いことが分かった。そこで、カメラモジュールを外そうとしたら、コネクタのロックを壊してしまった。ケースに入った状態だったのでスペースがなく、ロックの片方だけ引っ張ったのが原因である。そこにかつての工作少年の面影はない…というか、子供の頃から最後の詰めは少し雑なタイプだった気がする。
気を取り直して電源を入れると、何の問題もなく起動して、Wi-Fi接続もすんなりできた。思った以上に発熱しているのは、昔と違ってチップ内には色々なものが詰め込まれているからなのだろう。
カメラのコネクタについてググってみると、コネクタのロックだけは売っていないようで(まぁ、当然か)、15極で表面実装タイプのコネクタを探してみると、同様の形状をしたコネクタはモノタロウでは在庫切れだった。入手可能なDigi-Keyで発注したんだけど、送料の方が遥かに高い。すぐにカメラモジュールを使うわけではないので、もう少し待てば良かったかも知れないと思っているが、後悔は後からするものである。
最初はLEDの点灯だが、ちゃんと書籍を読んでからにしよう。10数年前に電子工作をした際には、本の記載の通りに作業して出来上がったものが動いたと喜んでるだけで、自分が何をやっているのか理解していなかった。結局、その時の経験は何の役にも立っていないように思うのである。また、一つ一つをしっかり理解して次に進む姿勢は、今の自分に不足しているものの一つであるとも感じている。