最後の一杯

いつの頃までかは忘れたが、毎年ニッカウヰスキーが成人の日に合わせて20年もののシングルカスクを販売していた。自分もある年までは毎年買っていて、販売がなくなったから買うのを止めたのか、違う理由で止めたのかまでかは覚えていないのだが、余市シングルカスク1987年が一杯分だけ残っていた。なので、2007年まで買っていたことだけは確かである。その一杯分は、そのうち飲もうと思ってそのままになっていたが、ついにその日が来た。なお、何か意味があって今日にした訳ではなく、何となくである。

久しぶりに飲んだからなのか、開封して10年以上経ったからなのかは分からないが、とろけるような甘さや濃厚さと、突き刺さるような鋭さが相まって、「これは旨い」と思えるものだった。

経時変化があるかも知れないが、ラベルでは55度なので、それなりにキツいのは事実であり、それが突き刺さるような鋭さなのだろうが、苦にならない。水割りやロックが勿体ない感じである。まぁ、毎日飲んでたら食道をやられてしまいそうだけど(笑)

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