月: 2021年3月

  • もやっとした気分

    先日の件は、ちょっと引っ掛かるモノがあって、自分が技術者の面子を潰すようなことをしたのかも知れないと思っている。もっとも、だから自分に落ち度があるとは思わないけど(理由は後述)。

    元々は、技術者から素人向けの説明図を貰って「これで足りるだろう」と言われていたのだが、最も重要なところで、説明不足というよりは間違いではないかという記載があった。相手はメカ屋なんだけど、該当箇所は光学系の話で、貰った図には光学部品が一つ入っておらず、それ抜きの説明はできないはずである。ブランクがあるので、絶対にそうだと言い切るつもりはないが、厳密さに拘るならこのような説明をしてはいけないだろう。そこで私の方で作り直したのである。

    相手からすれば、非技術者にこのようなことをされるのは不愉快だろう。勿論、いい加減な真似をする方が悪いのだけど、部署間の力関係もあるし、そこはデリケートな問題でもある。

    ただ、この際だから、昔の知識を呼び戻すだけでなく、さらに知識を追加して、理解を深めてやろうという気持ちも湧いてきて、今日も散歩しながらこれから何をするか考えていた。もやっとしているよりは健康的だと思うし、自腹を切ってその手の社外セミナーを受けて、知識のアップデート&補充をしようと思っている。

  • 無駄な拘り

    素人に分かり易く説明するために、本質的な部分だけを抽出した資料を作成した。例えて言うと、実物は有限の大きさを持つ物体だけど、質点で近似しても本質は理解できるよね、という話である。その上で、補正のような形で有限の大きさを持つ効果を付け加える説明にして、関係者に資料の確認依頼をした。

    しかしながら、一部の人から「最初から有限の大きさを持つ物体として説明しろ」的なイチャモンをつけられた。「技術者は厳密さに拘るから」というのが理由だそうである。実際のところは二段階に分けて厳密性を維持した説明をしている訳だし、少々カチンときたのだが、面倒くさいので説明の最初に「説明の便宜上、最初は質点として扱っています」とだけ書いて済ませることにした。

    これ以上何か言ってきたら、二段階に分けて説明するとどんな不利益が生ずるのか、最初から厳密な形で素人に理解させるにはどのような説明をすれば良いか、この2つについて答えて貰うしかないだろう。前者は「自分の気が済まない」ことが不利益というかも知れないが(笑)、後者は答えられないだろう。

    過去の自分を見るようで「気持ちは分かる」的なところもあるけれど、過去の自分はここまで無駄な拘りはしなかったと思う…多分(笑)

  • 満ち足りたお利口さんの末路

    『さらば「日本製」…まもなく日本の「基幹産業」がどんどん消えてなくなる!』という記事は、実感が伴うという意味で読みごたえがあった。

    長期の海外出張をしていた頃、Steve Jobsの”Stay hungry, stay foolish”という言葉をみて、日本人は「満ち足りたお利口さん」に思えたとか、出張先のショッピングセンターにある家電売り場の商品を見たりして、日本が沈み行く船のように思えるけど、光学機器のような作り込みが重要な製品はまだ行けそうだと思ったとか、日本メーカーは「高性能・高機能の製品を作れば売れる」という感覚が抜け切っていないように感じたとか、そんなことを思い出すのである。それがさらに進んだのが現状であるという話なのかなと。もっとも、これは自分でなくても、何らかの機会で外から日本を眺める機会を得られれば、同じようなことを感じたと思う。

    冒頭の記事の最後の方にある「リスクを取って新しいビジネスや付加価値を生み出そうとしなかった企業の末路」という表現はズシリと来る。「企業」を「人」に読み替えても同じことが言えそうだし。この10年間の自分の成長と、光学設計者としての10年間の成長具合を比較すると、尚更そんなことを考えてしまうのである。

    結局のところ、そういうことを気にする暇があったら成長するための行動しろ、ということになるのだけれど。

  • 大人しく過ごす

    風雨がかなり強くて、とても外出する気になれず、出掛けずに1日を過ごした。

    その割に何も進んでいないのが、悲しいというか、何というか。

  • 願書も届いたし

    勉強のペースを上げなければなぁと思うのだが、今ひとつピリッとしない。精進せねば。

  • 白髪

    ある御仁から、「Goldenchildさんも結構白髪が増えましたね」と言われた。「そういうお年頃なんですよ」とだけ答えておいたが、アンタに手を焼いてるからだよとは言う訳にはいかない(苦笑)

    まぁ、好き勝手言わせないように厳し目にツッコミを入れるようにしたら、それなりにトーンダウンしたので、まぁいいかと思っている。どちらかというと、こういう面倒臭い御仁の扱いを私に押し付けて逃げている、甘ったれの方が問題かも知れない。いい歳した大人が「僕は嫌なことから逃げる人間だから」じゃないだろう。

  • あれから10年

    色々とあったなぁ…

  • トレンディ大河

    途中から見ていた「太平記」のアンコール放送が終了した。「麒麟がくる」と同じく池端俊策氏が脚本を担当していたことが何かのニュースで取り上げられていて、また観ようと思ったのが切っ掛けなのだが、大いに楽しめた。

    最近テレビ視聴で時間を使い過ぎている気がするので、後番組の「黄金の日々」は観ないつもり。