無駄な拘り

素人に分かり易く説明するために、本質的な部分だけを抽出した資料を作成した。例えて言うと、実物は有限の大きさを持つ物体だけど、質点で近似しても本質は理解できるよね、という話である。その上で、補正のような形で有限の大きさを持つ効果を付け加える説明にして、関係者に資料の確認依頼をした。

しかしながら、一部の人から「最初から有限の大きさを持つ物体として説明しろ」的なイチャモンをつけられた。「技術者は厳密さに拘るから」というのが理由だそうである。実際のところは二段階に分けて厳密性を維持した説明をしている訳だし、少々カチンときたのだが、面倒くさいので説明の最初に「説明の便宜上、最初は質点として扱っています」とだけ書いて済ませることにした。

これ以上何か言ってきたら、二段階に分けて説明するとどんな不利益が生ずるのか、最初から厳密な形で素人に理解させるにはどのような説明をすれば良いか、この2つについて答えて貰うしかないだろう。前者は「自分の気が済まない」ことが不利益というかも知れないが(笑)、後者は答えられないだろう。

過去の自分を見るようで「気持ちは分かる」的なところもあるけれど、過去の自分はここまで無駄な拘りはしなかったと思う…多分(笑)

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