久しぶりに伊東乾氏が書いたJBpressの記事を読んだ。今年のノーベル物理学賞は日本の甘利俊一・福島邦彦両氏が受賞者に入るべきで、これは歴史的な汚点だということと、これについて日本のメディアから異議も出なかったことも残念だとの指摘であった。日経の10月13日の記事にはお二人の貢献についての記事があったけど、そのような記事は少数派ということなのだろうか。
この手の賞には政治的な要素が不可避なんだろうけど、正直なところ、この分野の事情は詳しくないので、何とも言いようがない。
甘利氏の著書を読んでみたいと思ったが、「めくるめく数理の世界―情報幾何学・人工知能・神経回路網理論」は売れてるみたいだけどハードルが高そう。「情報理論」(ちくま学芸文庫)か「脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす」(講談社ブルーバックス)だろうか。
もっとも、その前に、読みかけの「大規模言語モデルは新たな知能か」を読み終えるべきだけど。