展覧会「瑞祥のかたち」を観てきた。横浜と比べて妙に寒く感じたが、人出は思った以上に賑わっていた。
一番のお目当ては伊藤若冲の「旭日鳳凰図」で、展示が2/2までなので、今日行かねばと思い行ってきた。何年か前の「奇想の系譜展」でも展示されていたが、油断してたら展示作品の入れ替えで観ることができなかったなかったので、自分が観たのはもっと前ということになる。一体いつ以来なんだろう。しかし、何度見ても素晴らしい。

後期(2/4〜)は旭日鳳凰図と入れ替えで動植綵絵の老松白鳳図が展示されるようなので、これも観に行きたい。
もう一つ印象に残ったのが、「七宝鳳凰図暖炉前衝立」。濤川惣助の「七宝墨画月夜深林図額」もそうだったけど、これが七宝なのかという超絶技巧である。ちなみに、三の丸尚蔵館のウェブサイトにある収蔵品リストでは、旭日のある側の写真だけしかないようだ。そちらの方が表ということはないと思うのだが、どうなんだろう。

七宝と言えば出光美術館で観たトプカプ宮殿のカップも凄かったが、また観たいと言って簡単に観れるものではないのが残念。
その後に丸善で専門書を眺めたが、色々と心惹かれる本はあったものの、手持ちの本でコツコツやるのが最善だと思った次第である。さらに東京ステーションギャラリーに寄って、東京駅周辺美術館共通券を2部購入した。5つの美術館に2回ずつ行く機会はあるだろう。