生成AIの関連業務への適用に関するウェビナーを視聴した。講師はこの手のサービスを提供している会社の社長で、以前はAIと無関係な案件で関わり合いがあり、昨年後半に会ってサービスの紹介を聞いたこともある。ウェビナーはそれなりの時間を割いているだけあって、昨年聞いた話よりも突っ込んだ内容だった。
印象的だったのは、従来は「調査→分析→提案」だった業務を、AIを活用することで「調査→分析→提案→実行」までやってしまいましょう、という提言である。調査から実行までを単一主体が担当するというアイディアは良いと思うが、その主体は自部署ではなく他部署になるという、まさに「取って代わられる業務」であるという考え方もできそうだと思った。さらに言うと、ここで書いたように上司は調査までにしたい人なので、自部署の置き換えは世間一般より容易かも知れない。
もっとも、その主体には先日書いた「そうでない領域」のスキルが必要であり、それをAIや他部署の人間が身につけるのは非現実的、あるいはまだ遠い先の話である…なんて考えているうちに「茹でガエル」になってたりして。