月: 2023年8月

  • 外付けスピーカー

    昨夏にエアコンが故障して、唯一在庫があった機種を購入したのだが、風切り音が結構うるさい。元々テレビのスピーカーは場所も大きさも貧弱だったが、音量を上げてもテレビの音声が聞き取りにくくなった。スピーカーだけの問題なら昨夏からでもおかしくないのだが、その辺りの理由は分からない。自分の健康面の問題だったら嫌だけど、ひとまず考えないことにする。

    スピーカーを選ぶといっても、テレビに接続できそうでスペース的に問題ないモデルだと、エレコムのMS-P08ABKくらいしか目ぼしいものがない。贅沢を言っても始まらないので、音質は期待せずに購入したが、風切り音に埋れずテレビの音が聞こえるので、取り敢えずはこれで十分だ。あとはすぐに壊れないことを願うだけである。

  • 渋い実況

    金子勝彦氏が亡くなった。初めてこの人の実況を聞いたのは、テレビ北海道(テレビ東京系)が開局したばかりの時に放送していた、チャンピオンズカップの決勝(ACミランvs.ステアウア・ブカレスト)だったように記憶している。

    「サッカー放送で渋い実況をしているおじ様」という印象で、安心して実況を観て(聞いて)いられたが、三菱ダイヤモンド・サッカー(第1期)は終了していたし、徐々にお見かけしなくなったのだが、横浜に来てケーブルテレビを観るようになると、J SPORTSのプレミアリーグの放送で、この人の実況を再び聞けて嬉しかった記憶がある。

    しばらくその状況が続いたが、プレミアリーグの放映権が他局に移ったからなのか、他のアナウンサーの出番が増えたからなのかは覚えていないが、再びお見かけすることがなくなった。それ以降は、ゴールシーンでとってつけたように絶叫するアナウンサーを見た時に、「あの人は渋くて良かったなぁ」と思い出すくらいになっていたが、今回の訃報を見て、改めてチャンピオンズカップ決勝のことを思い出した。

    ご冥福をお祈りいたします。

  • 東京駅〜大手町駅〜東銀座駅

    運動不足解消に歩きたいけど、屋外は暑過ぎるのでどうしたものかと思い、昨日、首都圏で、地下だけを歩いてどれだけの距離を歩けるのかを調べてみた。大手町駅から東銀座駅までは地下だけを歩いて行くことができ、距離は3km弱らしいので、これにしよう、と。

    JRで東京駅まで移動して、そこから徒歩(当然地下)で大手町駅まで行き、堀に沿って直進して二重橋前駅を経由して日比谷駅まで行き、そこで左折して銀座駅を経由して東銀座駅まで辿り着いた。

    東銀座駅に着いたのは15時頃だったと思うのだが、場所によっては冷房があまり効いていないのと、昼食が早め&朝昼兼用だったからか、結構な空腹感&疲労感に襲われ、一息つけるお店を探す気力もなく、近くの自販機でジュースを買ってグビグビと…落ち着いたところで、京急に乗って横浜まで戻ってきた。

    良い運動にはなったが、地上と比べて殺風景なのは否めないので、時折地上に出るとか、一工夫した方が良かったかも知れない。周辺に何があるのかをもう少し調べてから、再び歩いてみようかと思っている。途中に東京国際フォーラムなどがあるし、東京駅〜東銀座駅の往復でも良いかな。

  • 前提と論点を明確にする

    News Pickの論点のすり替え関する記事が妙に刺さった。

    論点すり替えを防ぐには、前提と論点の明示が重要であること、会社の上位者が論点のすり替えを行うと下位者は反論しにくいこと、中立的な進行役を入れると効果が大きいことなどが書かれており、簡単に実践できる範囲のことでもできていないなぁと反省した。

    これまでも、プレゼン資料には前提と論点を書いてはいたが、他の記載に埋もれていた感があるので、前提と論点だけを書いたページを設けるとか、目立つようにしよう。これで全てが解決することは期待できないが、何もしないよりはマシだろう。

    社内には、論点のすり替えが得意な上位者が多いので、こういうことを意識するのは大切なことである。

    先日感想を書いたMRJの元社長のインタビュー記事に対して、元航空機エンジニアの異論が書かれた記事があった。元社長の発言は部下への責任転嫁だという指摘だが、News Picksの記事を読んだ後だからということもあるだろうが、元社長の発言も論点のすり替えかもしれないと思った。最初の記事に、自分が思っていることと重なることが書かれてたので、そこに目が行ってしまったかな、という気がしている。

  • 目に留まった記事

    Yahoo!ニュースでMRJ失敗に関する記事を読んだ。元社長の「技術者が、飛行機を造ることと、安全性を証明していくことは違うことなのが分かっていなかったんだと思ういます」という言葉が、非常に生々しく感じられた。技術に関することではありながら、技術者の感覚とは異なる基準で判断される世界で生活しているので、そう感じるのだと思う。

    「技術に関することだから技術者が一番分かっている」という発想はある意味真っ当だけど、ある意味では非常に危険だということを伝えるのが実に難しい。これは永遠のテーマなのかも知れない。

  • 設定の問題(かも)

    iPhoneでauのキャリアメールを使っていて、送ったはずのメールが送信されていなかったことが数回ある。送信したはずのメールが「送信済み」「下書き」どちらにも入っていないのは共通しているのだが、それ以上のことは不明である。

    一部の知り合いには今後はGmailの方にとお願いしたが、相手との関係性によっては無理強いもできず、原因と対応策を調べてみたら、それらしいものが見つかった。

    どうやらメールアプリの「送信を取り消すまでの時間」と関係していそうである。この時間を「10秒」に設定してあったのだが(意識してそうしていた訳ではない)、この状態でメール送信の操作をして、10秒経つ前にメールアプリを終了していたのではないかと思っている。上記設定をオフにしたので、今後同様の事態が生じることはないと思うのだが、キャリアメールでのやり取りは多くないので、次に確認する機会は年末年始になるだろう。

  • 力なき正義は無能である

    上司のその場凌ぎの説明が酷すぎて、後で揉め事になる懸念があったので、待ったをかけようとしたのだが、そのまま上司が押し切ってしまった。そんな時に思い出したのがBlaise Pascalの言葉。あぁ、俺は無能なんだな、と。

    個人的には、上記の言葉と、J.J. Sakuraiの「本を読んだものの練習問題ができないという読者は何も学んでいないのだ」が結構強烈。

    そう言えば、ndiaryを使っていた頃は、J.J. Sakuraiの言葉の他に「数式を追う気力がなくなったら退役しろ」(鶴田匡夫)とか、「卑怯もへったくれもない、やられるお前が悪いのだ」(小学生の頃に読んだ漫画の敵役)というのをindex.htmlに書いていたなぁ。

    ということで、WordPressのことを調べて、Pascalの言葉を加えた4つを表示してみた。表示幅が狭くて改行されてしまうので、少なくとも自分のPC環境では改行なしで表示できるようにしたいのだが、これは後日ということで。

  • 新ランドマーク

    “COCONO SUSUKINO”だそうで。内装工事中っぽい。

    こちらは前からある「ニッカ親父」(正式名称は知らないけど)。ニッカバーには満員で入れず、残念。

  • 「すごい物理学講義」(前半)

    夏休みに物理系の本を読もうと思い、最初は量子コンピュータ関連の本にするつもりだったのだが、ネットで物理系の読み物を調べてこの本の存在を知り、先にこちらを読みたくなってしまった。

    単純に物理学の発展を書いた本だと、非専門家が書いた、人間模様が中心の本を想像するのだが(それはそれで楽しめるのだが)、この本は、その道の専門家(著者の専門はループ量子重力理論)が数式を使わずにイメージを膨らませてくれる、丁寧な説明だと感じられる。それでも難しく感じる箇所は多々あるが、それは自分の実力である(苦笑)

    また、ギリシア哲学(ループ量子重力理論にも大きな影響を与えているらしい)に言及した導入や、随所に出てくる心に染み入る表現も良い。「何事であれ、誰かが理解した後に理解するのは簡単である。難しいのは、物事を最初に理解することである。」とか、他にも良い言葉があったけど、引用するとキリがないので、日々の業務で感じることとも重複する一つだけにしておく。著者は文学賞を取ったことがあるというのも納得である。

    パウリなど、この手の本に必ず出て来そうな大物が出てこないのは少々寂しい気もするが、アインシュタインとヒルベルトの関係、アインシュタインとボーアの関係は素敵だと思った。

    ここまでは前半(第2部)までの感想であり、後半は、著者の専門分野であるループ量子重力理論に入って行くので、一気にペースダウンするだろう。ひょっとするとこのまま放置かも知れないが、ここまででも十分楽しめた。

  • から騒ぎ?

    最近話題になっていた、常温超伝導体LK-99について、メリーランド大学が超伝導性を否定する実験結果を発表したようだ。とは言え、常温超伝導体が実在しないことが示された訳ではないので、いずれ見つかって欲しいものだ。

    世の中色々と便利になりそうだというのもあるけれど、発現機構はBCS理論の範疇を超えているのかとか、単純に面白そうだ。もっとも、BCS理論は講義で習っただけで深い造詣はないし、1986年の高温超伝導の発現機構はBCS理論とは違うという議論があったが、結局どうなったのか分かっていないんだけど。