久しぶりに根津美術館に行ってきた。表参道駅から美術館に向かう途中にあるプラダ青山店はいつ見ても面白いが、中は入る勇気はない(笑)
今回の企画展は「夏と秋の美学 鈴木其一と伊年印の優品とともに」である。「伊年印」は俵屋工房の商標的なものだそうで、恥ずかしながら今日まで知らなかった。Sfumartというサイトで琳派のことを「直接教えは受けないけど勝手に尊敬して勝手に学ぶ」と表現していたのが何だか素敵。
「夏秋渓流図屏風」のように見応えのある作品が色々あって良かったけど、酒井抱一の「波図屏風」がまた観たくなった。もっとも、これは「いかにも琳派」というよりも「いかにも酒井抱一」というべき作品かも知れない。
猛暑は過ぎ去ったので、根津美術館から歩いて山種美術館に向かうことにしたが、カフェで一息つきたくなったのと、歩数を稼ぐために少し遠回りしようと思い、渋谷氷上神社近くのカフェで一息ついた。ボケ防止にはお店の新規開拓が効果的らしいというのもあったけど、小心者なので結構ドキドキ。
山種美術館は、東山魁夷展の最終日だけあって結構混んでいたが、やはり「満ち来る潮」は良かった。引いても間近でも、それぞれの見方で楽しめる。
予想通り、「Cafe椿」は空きを待つ人が並んでいた。先にカフェで一息ついてから行って正解だったが、ちょっと残念な気も。
次は、三井記念美術館(「文明の十字路」)、静嘉堂文庫美術館(「眼福」)、三の丸尚蔵館(「花鳥風月」)を一気にハシゴしても良さそうな気がする。