東洋経済オンラインの”「人望のないゴーン」逮捕が招いた意外な副作用”という記事が面白かった。確かに、自分の勤め先を見ていても、リーダーに人格は必要なのだろうか?という疑問が湧いてくる。能力のない人格者と人望のない敏腕経営者の二択にするのは極端だと思うが、確かになぁ、とは思う。
日頃の感覚から言うと、経営者にとっての「正義」とは、「自分の思い通りになること」でしかなく、法律遵守と言っておきながら、法律の範囲内で上手くやるのではなく、経営者の思い通りになるように「無理を通して道理を引っ込めろ」という感じがしている。もう少し好意的な表現をすると、法律的にできないことを知ってしまうと、自分の行動や思考を制限してしまうから、それを考えないようにしている、とでも言えば良いのだろうか。
それくらいやらないと、会社は大きくできないのかも知れないが、大きくなった会社の舵取りをするのも同じ考え方で上手く行くのかは、私には想像も及ばないところである。