_ 堺屋太一といえば、元経済企画庁長官とか「インパク」の方が有名なのかも知れないが、私としては、元通産官僚でこの本の著者という方がピンとくるし、今読み直しても面白い本だと思う。
_ 最近またこの本をパラパラとめくっているのだが、その中に「日本で言う優秀な人材とは、解けると分かっている問題を、自分が解き易い順番に手を着けるのが特徴で、環境には適応しても環境の変化には適応できず、優秀な人材を多数抱えているはずの組織が崩壊する、という例が多々ある」といった内容の記述がある。この本で初めて指摘されたことではないだろうが、受験勉強に精を出した身としては、思わずギクリとしたことだけは確かだ。
_ 講座にいつ顔を出しても、「分からないから面白いんじゃないの〜」と笑顔で語る某助教授には頭が下がるばかりだ。
_ 札幌テレビのWeb Pageより。自衛隊の公式な任務だと思っていた、なんて言うと怒られるか?(笑)
_ やっと(ホントやっと(^^;)、2状態系の時間発展に手を着けた。しかし、「量子ダイナミクス入門」(丸善)という本は、いきなりハミルトニアンの非対角成分を「状態の移りやすさを表す、エネルギーの次元をもった正の実数」と表現している。著者は「コンピュータに習熟した人への量子力学の入門書」「量子力学に慣れた人の『量子ダイナミクス』への入門書」の2パターンを考えているようだが、前者の利用法なら適当な入門書を勉強する際のサブテキストとして使うのが良いと思う。
_ 「量子力学」(岩波書店)の2章にある「2状態系の固有値問題」「2状態系の状態間の転移」を読む。何年ぶりかの復習だ。うーん、いいねぇ(笑)。
_ うーん、本質的なことは手計算でほとんど終わりだ。時間に依存した外場に対する応答と、2状態系→N状態系への移行に備えて数値計算もやることにしよう。
_ 昨日研究所に出張してきた、開発部門の人の話。
_ 研究所では電磁場解析のために有限要素解析ソフトを利用している部署があるのだが、ここでもUNIX WSからWindows PCへの移行が進んでいるそうで、使われなくなったUNIX WSと解析ソフトのUNIX版を譲り受ける話が。彼が心配しているのは、ソフトの扱いは研究所の人に教わるとして、開発部門にはUNIXをまともに扱える人間がいないことと、現在この事業部で私専用になっている解析ソフトに電磁場解析のオプションをつける可能性がなくなるのではないか、ということ。開発部門の部長はシミュレーションを信用していないし、「一つあるならそれでいいじゃないか」という発想の持ち主でもある。
_ まぁ、後者はどの程度の実績を上げて「これも必要です」とアピールするかにもよると思う。で、前者は私か生産技術の「UNIX大好きおじさん」に期待している、とのことなので「単なる管理者じゃなく、自分も使わせて貰えるなら考える」と伝えておく。
_ 周りを見渡すと、他部門を含めて「有限要素解析をやって下さい」と言わんばかりのネタが転がっているのだが、全てがCut & Try。「シミュレーション課(or 係)でも作って下さい」と言いたくなってくる(笑)。
_ ちなみに、件のUNIX WSは、私が学部4年の頃に某講座の計算機室の片隅に見かけたものと同じだとか。
_ 昼休みに数人で蹴鞠風にサッカーボールを蹴っていたのだが、昨年の冬に「寒くてたまらないから、また来年の春だな」と冬眠状態に入って以来、春になり他の面子が外でボールを蹴り初めても、私だけ参加していなかった。先日の飲み会で「また行きます」ということになり、今週から復活したのだが、「昔取った杵柄」ではないが、取りあえず身体は反応してくれるようだ。しかし、帰宅後に明瞭になる、ヘディングに起因するオデコの痛みは困ったものだ(笑)。
_ ちなみに、私の得意技(?)は、以前ナイキのCMでロナウドがやっていた技。両足でボールを挟む感じでキックアップ、と言えばいいのかな。空港でバッグからボールを出して、リフティングを始めた直後に見せるヤツ。結構練習しました(笑)。
_ 実は、カズが以前プーマのCMで、最近だと小野もやっていた技(私の文章力ではここで表現不能 _o_ )も練習したのだが、できませんでした(^^;
_ Borland Japanにクロスプラットホームな環境の構築について、問い合わせのメールを出してから、1週間以上経っても返事が来ないので、昨日「どうなってるんですか?」的なメールを送ったら、(多分)1時間経たないうちにお詫びの言葉と一緒に返事が来たので結構びっくり。
_ 私の拙い理解では、「Delphi 6 では、CLXをサポートしたEditionでなければクロスプラットホームな開発環境は構築できない」。つまり、Delphi 6 だとProfessional or Enterpriseを購入しないとダメ。KylixではCLXが標準コンポーネントだから関係ないのかな。Open Editionは使えるCLXの数が減っていたりして。
_ 経済的余裕があれば悩まずにすむんですけどね…
_ 実験室から事務所に足を運ぶと、机の上に○リカン便の箱が。解析ソフトの新しいバージョンだった。小数点以下一桁を取ってSolarisみたいに"xxxxx 7"などとなっていたらウケたのだが、そんなワケない。
_ 報告書を提出したら、「こっちの仕事も一区切りつけて、シミュレーションをやってくれ」と上司。一部の役職から「金ばかり使って結果を出していない」という文句を言われたようだが、「目先の売りを優先で、シミュレーションは後回し」と判断した手前、強くも言えないでいる模様。
_ それを聞いていた某先輩曰く、「お前が結果出さないと、こっちが他の予算を取りにくい」。「時間をくれればいくらでもやりますよ」と返したら、反論不能になった模様:-) 時間を与えない人間ではなく、時間を貰えない人間に文句言ってどうするんだか。単に言い易い方に逃げてるだけなのは分かるが、そこで切り返されて言葉に詰まるのもみっともないかと…