_ 光学設計担当の役職から「光学の勉強は進んでますか?」と質問される。「焦点、主点、節点の辺りまで終わって、絞りなどについてやっているところで、その後で収差を…」と答える。この答えに満足していただいたのかは分からないが、自分としては時間の割に進んでいないと感じている。
_ 理論を教科書を読む(+演習問題を解く)だけでマスターするというのは不可能ではないかもしれないが、正直しんどい。実験をして「これはこういうことだったのか」と納得したり、他人とのディスカッションの中で知識を整理していくという手続きがあると、理解の速度もかなり違うのだが。ゼミがなくても、昼食やその後のお茶の時間にあれこれ指導教官と話したことが修論には反映されていたし。
_ まぁ、今は先方の時間が取れないというのが大きいので、少しの間は我慢かな。
_ ここまで書いて、学生時代に「理論物理の研究室って、一日中机に向かって計算しているんですか?」という質問を受けたことを思い出した。どこまで本気で質問していたのかは分からないが、自分も「数学者って、毎日数学の問題を解いているのか?」などと思っていた時期もあるし(^^;
_ おもちゃ感覚で光学に触れるものはないか思い、OSA(Opticall Society of America)で出している"Optical Discovery Set"というものを購入した。ノリとしては「学研の科学」と同じだと思うが、筆者は「学研の科学」を購読(*1)していなかったので、断言は出来ない。アメリカでは$19.95、日本国内では(株)オプトロニクス社が取り扱っており、\5,000-弱。東急ハンズなどでもっと安い類似品が買える気がするが、気にしないことにする(笑)。
_ 中を開けてみてすぐに目に入ったのは、フレネルレンズ。透明な樹脂平板に同心円状の模様が付けられたもので、筆者が小学生の頃に、雑誌の付録などについた覚えがある。明るさは普通のレンズに劣るが、大きさ、厚みなどに制限がある場合にはこれを使うらしい。灯台のレンズや、恐らくOHPの発光部にある同心円状の縞模様も同様だろう。
_ 全部で11種類の実験ができるそうなので、面白いことがあればUPしたいと思っている。
_ …何だか小学生になった気分だ(笑)