_ 前の部署にいるときも、こんなSubjectをつけたような記憶がある(笑)
_ 昨年末あたりから、研究所の人との交流が活発になっている。夏から秋にかけて3ヶ月程滞在していた頃以上だから、当時の「何が分からないかすら分からない」というレベルから、少しはマシにはなったのだろう。
_ 色々やり取りをしていると、向こうの人のレベルも分かってくる訳で、微分方程式やフーリエ変換を扱うとか、単に計算するということなら私の方が勝っているだろうが(*1)、現象をできうる限り簡単に、それでいて本質を落とさないように近似して、意味のある結果に辿り着くという点では、私は彼らには到底及ばない。物理とは、いかに本質を捉えて巧い近似をするかだ(*2)と思っている(*3)だけに、悔しい限り(笑)。まぁ、彼我の差は分かったわけだし、それが埋めきれない程のものではないし、あとは精進あるのみか。
_ 焦っちゃいけないが、急ぐべきではあるよなぁ。
_ 1/23追加:研究所の人から私を見た場合、「波動光学(の一部)については良く勉強しているようで、理解が進んでいる。幾何光学については、経験を積むしかないだろう」だそうだ。
_ 地下街の奥の方にある酒屋でGLENMORANGIE 10 YEARS OLDを購入。このお店、郡山在住の頃出張で東京方面に来た時に偶然見つけて、出張の楽しみが増えたと喜んだ記憶がある。
_ 横浜にもこんなお店は探せばあるのかなぁ。
_ 当然GLENMORANGIE。ピリリと美味しい…もっとも、この「ピリリ感」はGLENMORANGIEに限ったことではないのだが。
_ ということで、GLENMORANGIEと、手元にボトルがあるMACALLAN(50's復刻版(*1)) を飲み比べてみた。どちらもピリリと来るのだが、前者は「さっぱり・すっきり」後者は「まったり、とろーり」とでも言えばいいのだろうか。
_ 締めはホワイト・レディ(ジン+ホワイト・キュラソー+レモン・ジュース)。ジン→テキーラでマルガリータ、ジン→ブランデーでサイドカー…頂いた(*2)Hennessyがあるから作ってみよう。
_ …って、「一杯」じゃないな(笑)
_ 神保町へ行った際に、長沼伸一郎著「物理数学の直感的方法」(通商産業研究社)が第2版になっていることを知った。学生時代お世話になった本なのだが、これに影響を受けて、「フェルミ準位→水位」とか「ランダウ・ゲージと対称ゲージで渦(=磁場)のでき方はどちらも同じ」とか、どうやってイメージで理解するかを友人と考えた覚えがある。其の中に、友人のアイディアで「平面波=複素数のベクトル表示で渦巻き」というのがあった。量子力学の本で同様の記述をしたものがあり、友人のセンスもなかなかだな、と感じたりしたのも良い思い出だ。
_ 手元に届いた某学会誌に、平面波の複素表示を直感的に理解する記事が書かれていた。ネジや床屋のサインポール(*1)にたとえるという上述のアイディアなので、決して目新しいことではないのだが、「お、言われてみれば」ということも書かれていて、なかなか面白かった。
_ 先日、研究所の人と「exp(ikx)とexp(-ikx)、どちら進行波を表しているか」という話になった。本題ではないからと、うやむやなまま終わったが、今考えるとωtの存在を忘れた馬鹿な会話だった。exp{i(kx-ωt)}とexp{-i(kx-ωt)}、螺旋が右巻きか左巻きかが違うだけで、実平面を見ている限り区別はつかないのだから。