週記以上日記未満 in January, 2003

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2003年1月21日(火)

寒い

_ 昼休みの蹴鞠も、体の動きが今一つ。

今の上司

_ 人が好いのか、何も考えてないのか…多分、両方だとは思うけど(笑)

お土産

_ 月末に先輩宅にお招き頂いたので、酒を飲まない人のためにROYCE'で注文。酒の肴は札幌で購入済(笑)


2003年1月22日(水)

蹴鞠

_ 今日は絶好調。怪しげな技を決めて自己満足。

急がば急げ(其の二)

_ 前の部署にいるときも、こんなSubjectをつけたような記憶がある(笑)

_ 昨年末あたりから、研究所の人との交流が活発になっている。夏から秋にかけて3ヶ月程滞在していた頃以上だから、当時の「何が分からないかすら分からない」というレベルから、少しはマシにはなったのだろう。

_ 色々やり取りをしていると、向こうの人のレベルも分かってくる訳で、微分方程式やフーリエ変換を扱うとか、単に計算するということなら私の方が勝っているだろうが(*1)、現象をできうる限り簡単に、それでいて本質を落とさないように近似して、意味のある結果に辿り着くという点では、私は彼らには到底及ばない。物理とは、いかに本質を捉えて巧い近似をするかだ(*2)と思っている(*3)だけに、悔しい限り(笑)。まぁ、彼我の差は分かったわけだし、それが埋めきれない程のものではないし、あとは精進あるのみか。

_ 焦っちゃいけないが、急ぐべきではあるよなぁ。

_ 1/23追加:研究所の人から私を見た場合、「波動光学(の一部)については良く勉強しているようで、理解が進んでいる。幾何光学については、経験を積むしかないだろう」だそうだ。

今日の一杯

_ 八海山。

*1: まぁ、関係者の中では一番若いわけだし
*2: 物理に限ったことではないだろうが
*3: そして、そう思っているのは自分だけではない、と勝手に信じている(笑

2003年1月23日(木)

お仕事

_ 徐々に業務内容が濃く、退社時刻が遅くなっている。

_ 恐ろしく怪しげな計算結果が出てきたと思ったら、長さの単位が統一されていなかった。[um]と[nm]が混在してる…アホだ>俺

趣味れーしょん

_ "NUMERICAL RECIPES in C"を眺めつつ、QL法で行こうかと思案中。


2003年1月24日(金)

風邪?

_ 朝起きると喉の痛みが少々、昼休みの蹴鞠は調子がイマイチ…昨日は寒かったからなぁ。

嫌ではないけれど

_ 打ち合わせ中に同じチームの人と、3月刊行予定の某薄膜関係の書籍を購入しようという話になり、週明けにでも申し込む予定。結局この領域にも首を突っ込むことになるのか…って、他の領域もまだまだなのだが(苦笑)


2003年1月25日(土)

神保町

_ 古本屋で本を探す。理工書ならここ、という書店があるのだが、絶版や増刷予定なしの書籍は価格が定価と比較して妙に高い。例えば、手元にある今村勤「物理と行列」(岩波書店、物理と数学シリーズ)が\2,000-→\3,800-。需要と供給の関係と言えばそれまでだが、少々驚いた。

_ 「物理とフーリエ変換」(岩波書店、岩波全書)に目を通すと、Green関数と回折の関係(Fresnel-Kirchhoffの積分)について書かれていたりして、思わずニヤリ。\3,500-だったので、気にはなったが購入する気にはなれなかった。

八重洲

_ 地下街の奥の方にある酒屋でGLENMORANGIE 10 YEARS OLDを購入。このお店、郡山在住の頃出張で東京方面に来た時に偶然見つけて、出張の楽しみが増えたと喜んだ記憶がある。

_ 横浜にもこんなお店は探せばあるのかなぁ。

本日の一杯

_ 当然GLENMORANGIE。ピリリと美味しい…もっとも、この「ピリリ感」はGLENMORANGIEに限ったことではないのだが。

_ ということで、GLENMORANGIEと、手元にボトルがあるMACALLAN(50's復刻版(*1)) を飲み比べてみた。どちらもピリリと来るのだが、前者は「さっぱり・すっきり」後者は「まったり、とろーり」とでも言えばいいのだろうか。

_ 締めはホワイト・レディ(ジン+ホワイト・キュラソー+レモン・ジュース)。ジン→テキーラでマルガリータ、ジン→ブランデーでサイドカー…頂いた(*2)Hennessyがあるから作ってみよう。

_ …って、「一杯」じゃないな(笑)

*1: という表現で良いのか分からないが
*2: まだ飲みきっていないのか?という突っ込みは却下

2003年1月26日(日)

昨日の一杯(その後)

_ 結局寝る前にサイドカーも作って飲んでしまった(笑)

回折の解説(ベタですいません)

_ 幾何光学は私よりも遥かに理解しているが、波動光学は全く分かっていない人に、位相変調型回折格子の回折光の強度計算を教えて欲しいと言われているので、どう説明しようか思案中。

_ m次のフーリエ展開係数の絶対値の自乗がm次の回折光強度だなんて(*1)、理解してくれといっても無理だろうしなぁ。そもそも、位相と振幅という段階で思考が止まりそうな雰囲気…頭痛ぇ。

軍用ジェット燃料!?

_ 札幌で、灯油にガソリンを混入させたものを売ってしまったというニュースが。ガソリンを納入に来たタンクローリーの運ちゃんが、間違って灯油側のタンクに入れてしまったらしい。通っていた中学校の目の前にある業者で、実家も利用していたと思ったので電話してみる。

_ 車の給油には使っているが、灯油は別の業者から購入しているということで、一安心。ガソリンには色が着いているとはいえ、気づかない可能性だってあるし、怖い話だ。

_ 電話した際に、母親から「風邪ひいてるの?」と言われたのには驚いた…確に先週から風邪っぽくはあるのだが。「親から見れば、幾つになっても子供は子供」というヤツかな。

*1: この点は、振幅変調型でも同じ

2003年1月27日(月)

直感的理解

_ 神保町へ行った際に、長沼伸一郎著「物理数学の直感的方法」(通商産業研究社)が第2版になっていることを知った。学生時代お世話になった本なのだが、これに影響を受けて、「フェルミ準位→水位」とか「ランダウ・ゲージと対称ゲージで渦(=磁場)のでき方はどちらも同じ」とか、どうやってイメージで理解するかを友人と考えた覚えがある。其の中に、友人のアイディアで「平面波=複素数のベクトル表示で渦巻き」というのがあった。量子力学の本で同様の記述をしたものがあり、友人のセンスもなかなかだな、と感じたりしたのも良い思い出だ。

_ 手元に届いた某学会誌に、平面波の複素表示を直感的に理解する記事が書かれていた。ネジや床屋のサインポール(*1)にたとえるという上述のアイディアなので、決して目新しいことではないのだが、「お、言われてみれば」ということも書かれていて、なかなか面白かった。

_ 先日、研究所の人と「exp(ikx)とexp(-ikx)、どちら進行波を表しているか」という話になった。本題ではないからと、うやむやなまま終わったが、今考えるとωtの存在を忘れた馬鹿な会話だった。exp{i(kx-ωt)}とexp{-i(kx-ωt)}、螺旋が右巻きか左巻きかが違うだけで、実平面を見ている限り区別はつかないのだから。

趣味れーしょん

_ その気になって、チマチマと実装開始。1次元問題だから、面倒な前処理も必要ないし…と思っていると、思わぬところで痛い目に合いそうで怖い。

*1: 赤・青・白の螺旋状のヤツ

2003年1月28日(火)

マニアックな解析

_ 社内の技術研修会で、本社近くの研修センターへ出張した。11時頃、出かけようとロッカー室に入ったら、一番偉い人in事業部が。お互い本社方面に行くということで、偉い人の車に乗せて頂くことに…さらにお昼もご馳走になる。頑張って事業に貢献しろ、ってことだと解釈。

_ 研修会の内容は、昨年研究所に滞在した時にも聞いた話なのだが、当時は宇宙人の話に感じられたのが、今では英語でのスピーチに感じられたので、少しは進歩したようだ…日本語になるのはいつだろう(笑)


2003年1月29日(水)

上には上がいた

_ 社内の権威にお伺いを立てに本社まで。まぁ、私はおまけ程度だが。

_ 昨年研究所でお世話になった人(*1)も業界では有名人だが、今回の人はそれ以上らしい。

_ 市販のソフトを利用するのが当たり前な業界で、自分で作ったソフトでシミュレーションしているそうなのだが、本題よりもそっちの方が気になってしまう罠。

1D FEM

_ 行列方程式の実装まで。対角化はヤコビ法にしよう…む、その前に、逆行列を求めるのかな。

_ 自分が業務で解こうとしているのは、固有値問題ではなく決定問題だったりする…まぁ、これは趣味だし(笑)

*1: 昨日の研修会の講師でもある

2003年1月30日(木)

_ 遅くまで会社に割には何やってたんだろう、という感じ。

RMS

_ どうやってもこの特性まで追い込むのは不可能だ…と思いきや、定義が違うことが判明。悩んで損した(苦笑)


2003年1月31日(金)

忙しくなるかも

_ 残業が申請制になった。実質「するな」という意味なので、これで大手を振って帰れると思ったら、「実は、熱解析を並行してやって欲しい(切実)」「これから忙しくなるだろうから」と上司が今まで以上の時間を申請してしまう罠。

_ 数時間後、別の人が私にビールを注ぎながら「熱解析をよろしく」。何もいきなり一度に来なくても…まぁ、来る時はそんなものか。



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