週記以上日記未満 in April, 2003

RETURN / TOP

最新3回分へ

<< < 2003年4月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
Generated by nDiary version 0.9.4

2003年4月21日(月)

試運転 Part1

_ 会社でコンパイル→実行したら、連立方程式を解く前に終了してしまう。エラーメッセージが出ないので、printfを使って「この辺り」という場所を特定、ソースを自宅にメールで送信。再度コンパイル→実行すると、"segmentation fault"。自宅(Linux)と会社(Cygwin)の環境では何が違うんだろう。

_ 自宅で確認してみると、全体の要素数が5,000を少し下回る程度で、ある境界上での要素数が1,000以上というあり得ない処理をしていた。実際mesh generatorを起動して数えてみると、100未満…

_ この調子だと、Partいくつまで行きますかね(笑)

ちょっとだけ同情

_ 今の部署は、情報の共有化という観点からすると非常に劣悪な環境にあり、必要な情報を流されない状況で「それはすべきではない」的な意見を頂戴する。「それなら最初から言ってくれ」と「すべきではないことが一つ分かったし、まぁいいか」という気持ちが半々、といったところだ。

_ 「やっていはいけないこと」をしてよく叩かれているのが私の上司だが、今回の件で、少し同情できるようになった。もっとも上司の場合、その気になれば容易に得られる情報すら避ける傾向があるので、自分で自分の首を絞めているようなものなのだが(苦笑)


2003年4月22日(火)

dejavu

_ 後発メーカーが先行商品のシェアを取ろうとする場合、付加価値/コストのどちらかで勝負することになる訳だが、商品の性質上、先行商品との互換性&コスト以外に選択肢がないような場合がある。それなのに、「この機能を謳い文句に」などという話が延々と…思わず吉野屋コピペにしたくなるほどおめでたい打ち合わせだった。

_ 後発でコスト勝負できないとどうなるかを経験しているので、その旨発言したのだが、強く言えるほどの立場でもないので遠慮がちだったから、どこまで伝わっただろうか。前の部署の二の舞だけは避けたいのだが…帰宅の足取りが少々重く感じられた。

2D FEM

_ 絶賛見直し中。おかしな箇所が出てくるのなんのって(笑…えない?


2003年4月23日(水)

健康診断

_ この一年で体重が約3kg増えたというのは、まぁ、分からなくはないのだが、身長が丁度1cm伸びたというのは…背筋を伸ばしたから?(*1)

伝達問題

_ 全体行列を見てみると、「げ、ほとんど全部の要素が0だよ」と一瞬焦る。単に行列のスパース性&terminalに表示し切れなかっただけの模様…ついでに言うと、部分積分に起因する符合の反転も忘れていた(-_-;

_ LAPACKが"info = 1"を返して来た。無限領域を扱うために導入した解析解との接続に関する部分をコメントアウトすると"info = 0"。絶対一度はここでハマるだろうとは予想していたが、境界条件の処理は難しいと改めて痛感(*2)。明日はここの修正がメイン…と行きたいところだが、相手がいる業務を放置するわけにも行くまい。

物理的意味はあるか

_ 職場の先輩が、[回路]─[コンデンサ]─[プローブ]─[測定器]という状況をシミュレートしたいのだが、これだとコンデンサが浮いた状態なのでエラーが出てしまう、という話をしていた。コンデンサとプローブの間に高抵抗を入れて、GNDに繋げばどうかと何となく思ったので、帰宅後資料を調べてみると、コンデンサの直列接続部の電位をシミュレートする時に同様のことをすると書いてあったので、考え方は良いのだろう。

_ こういうことはソフトの使い方に属することなのだろうと思っていたのだが、「浮いた状態=空気経由でGNDへ」と考えれば、そうでもないのかな。

_ まぁ、伝達問題で煮詰まっての息抜きだけど。

*1: 自分は猫背
*2: 有限要素法に限ったことではないが

2003年4月24日(木)

捗っていると言うべきか

_ 境界条件の処理に関連して、色々アホな間違いを発見、ひたすら修正作業。いくらLAPACKが優れ物でも、NaNを含む行列を渡されて解を出せと言われても困るだろう(苦笑)

_ 今はPentium4 1.6GHz(自宅)やCerelon 1GHz(会社)で計算しているが、札幌に帰省するとLibretto(Crusoe TM5600)になってしまうので、早く本番に持ち込みたいところ。

SPICE

_ 昨日の件を先輩に聞いてみたら「自分でもそう考えたし他の人にもそう言われたけど、ソフトの機能としてできないかと思って」ということだった。

_ 今日はWebでデバイスのSPICEモデルを探しているが、欲しいモデルが見当たらないということなので、困った時のgoogle頼み。「こんなものまで公開していいのか?」というものを発見して、先輩狂喜乱舞。

突発

_ 打ち合わせで遅くまで会社にいたら、前の部署から知り合い数名と飲みに行くことに。臭いのキツイ食べ物が多かったので、明日は他人との接触を極力避けねば(笑)


2003年4月25日(金)

_ 本日はSimulation dayか?全て一度にはキツイだろうが、魅力的ではある。

2D FEM

_ 今日も修正作業がガンガン進む。まぁ、それだけ問題箇所があったと言うわけで…配列の添字を間違えて、形状関数が1を越えていたりして(苦笑)

_ 結局連休前には完成できなかった。gnuplotで界分布をプロットしてみると、境界条件を満たしていないのが一目で分かる。残りの修正箇所は境界条件に纏わる箇所がほとんどだろうが、それ以外にあったりすると困っちゃうな。

Temptation

_ FDTD法による電磁場解析ソフトが研究所にあるのだが、時間・能力どちらの意味でも使える人間がいないので、保守契約の更新をどうしようかという話になっているそうだ。自分が現在FEMでやろうとしていることができそうなので、比較にやってみるのも面白いかも知れない。研究所の人に「触らせてもらいに行くかもしれない」と唾をつけておく。

熱い会話

_ 以下、私の向かいの席の同僚A氏と、発熱が問題になっている部品の担当者B氏との会話(の一部)。

B氏:「放熱について有限要素法で解析できるらしいんだけど」
A氏:「(こちらを見ながら)それはGolden Childさんが某解析ソフトを使えるので…」
B氏:「それは良いことを聞いた」

_ 最近この件については全くの放置状態になっていたのだが、果たしてどうなることやら…


2003年4月26日(土)

冬物

_ 一つ忘れ物をしたのでクリーニング屋〜自宅を二往復する羽目に。今日は蒸すので汗がタラタラと…

2D FEM

_ 結果(界分布)を表示させるのに良いツールはないものかとVectorなどで探してみたが、どれもOpen GL対応のチップが必須ということで、Librettoでは使えない。AV似非を使ってみたが、マシンが非力なのか、やたら時間がかかるので、大人しくgnuplotで我慢することにする。grid dataではないので等高線にならないのが悲しいところではあるが…

_ で、今日も不具合をいくつか発見するも、完成には至らず。これ以降は札幌で。

本日の一杯

_ アップルワイン。カクテル用に購入したのだが、何となくこれだけで飲みたくなる。アルコールは22度なので、普通のワインと同じノリでは飲めない(笑)

_ 梅酒が好きな人はこれも気に入るのではないだろうか。


2003年4月27日(日)

これから

_ 札幌へ帰省である。のんびりと、という訳にはいかないだろうな。

_ asahi.comの天気予報で確認すると、今日は暖かいようだが、明日以降10度に行かない日もありそうだ。まぁ、寒い年はそんなものか。


2003年4月28日(月)

札幌駅

_ 随分と立派になった。旭屋書店の蔵書量も一段と増えたような気が…

in 北大

_ 大学の先輩と、数値計算の話題を中心に盛り上がる。会社ではこういった話をする相手はいないので(*1)、大変刺激的な時間だった。

*1: 居ても私からの説明に終始して、議論という感じにはならない


Golden Child / no-spam-postmaster@goldenchild.jp
RETURN / TOP