_ 先日の御仁(以下、小姑)が質問にやってきた。質問に答えること自体は自分の勉強になるので構わないのだが、直後のやりとりで少々。
小姑:「あ、ここに『この設計は間違い』と書いてある」
私:「そんなこと言ってると、今後二度と質問には答えませんよ」
小姑:「えぇ〜」
私:「他人の粗探しもいいけれど、そういうネタなら僕もいくつか用意してありますよ」
小姑:「えぇ〜」
_ その後、無理に話題を変えようとしていたが、そこは「あ、そうですか」程度に相手をして、聞き流しておいた。
_ 評価工数しか能のない人間が設計ミスをする訳はないし、そんな技術レベルの人間が他人の設計を偉そうに言う権利はない。ホントにネタを用意している辺り自分も大人気無いとは思うのだが、少年の心は大切にとっておくべきである、と改めて主張しておく(笑)
_ ある先輩の反応は、私がもっと情け容赦ない応対をすると思っていたそうで、少し安心したらしい…彼は小姑との付き合いが長いので、小姑を孤立させることもしたくないそうだ。小姑は実際浮いた存在になりかけているし、その先輩から見ると焦っているように見えるそうだが、現状彼がやっていることは、それを加速するだけである。
_ 昨日から、「英仏百年戦争」(佐藤賢一、集英社新書)を読んでいる。書店でタイトルが気になって、というか、高校で世界史を選択したことを懐かしく思って購入したのだが、少し読んだだけでも高校の受験勉強が上辺だけの知識だったことに気づかされる。
_ 授業で習ったのは「イングランド王ジョンはフランスに持っていた領地を次々に失い…」という内容だが、実際は、「ノルマンディー公(フランス王の臣下)が複数の(イングランドを含む)領地を持っていたが、次々に領地を失い最後に残ったのがイングランドだった」と言った方が正しいそうだ。
_ 「英仏百年戦争」という表現も後世に名付けられただけで、当時はそのようには捉えられていなかったというのも頷けるが、その辺りはもっと本を読み進んでみよう。