_ 一応波長板の原理を理解したつもりでいたのだが、「直線偏光が入射した状態でλ/2板をθ回転させると、出射側の偏光ベクトルは入射側に比べて2θだけ回転する」という理由を説明できないことに気が付いた。どうやら周りの人間も同様らしい。
_ 帰宅後 Hechtの"Optics"を読んで納得したのだが、一般的な光学の教科書にはθ=45°の例しか載っていないので、これがλ/2板として機能しうる唯一の角度だと勝手に思い込んでいたために、それ以外の状況を想像できないでいたのだ。
_ それにしても、Hechtの教科書は分かり易い。いきなりBorn and Wolf読むよりも教育的には良いのでは(*1)…丸善から日本語版も出ているし。