_ 忙しかった設計変更も一段落したので、先日購入したソフトと戯れた。思っていたより扱い易く、例題程度の計算はあっさりできた。以前はコマンド入力の対話型処理のみだったそうで、その時から使っているユーザにしてみると、快適なことこの上なしということらしい。
_ Fresnel領域、Fraunhofer領域など、どのような近似を用いるかは、計算時の設定で行う必要があるので、そこだけはソフトの操作方法を知っているだけでは済まされないだろうが、それを別にすれば誰でもそこそこは使えるようになりそうな気がしないでもない。まぁ、光学について何も知らない人でも…というわけには行かないかも知れないが。
_ これを使ってある現象をシミュレーションをしたいという意見があるのだが、どうも厳密なモデルを作成しないと出てこない現象だと思ってのことらしい。本質的なことは一点のみで、そこまでする必要はないだろうと研究所の人と話している。いきなり全てを取り込もうとすると大変なことになるだけだし、本質を損なうことなく簡単な近似で済ませ、定量的な結果が必要ならば厳密なモデルにこだわるのが正しい考え方だと思うのだが。「理由は分からないけどシミュレーションしたらこうなるから」では、技術屋として何も得るものがない。