週記以上日記未満 in July, 2005

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2005年7月1日(金)

点光源

_ レンズから来た光の集光点に傾いた鏡面を置いた時、反射光は点光源から出ているのと同じだからどんな方向にだって…という頑なな主張が。何か勘違いしているよ、この人…と思いつつ、「厳密に点と言うには全方位からの入射でなくてはいけない、一方向からの光だけでは集光しない、これってまさに不確定性原理」(*1)なんてことを考えるのが楽しい。

本音と建前

_ 今まで「私は仕事が遅いので残業しないと…」と言っていた御仁が、人の顔色を伺いながら「残業しないでチャチャっと仕事を終わらせて帰りたいですね」。どういう反応をするかと「年俸制とか裁量労働制のある会社で働いて見たいですね」と言ってみたら、一瞬鼻で笑ったような反応が…予想通りだった。

_ 会社にもよるのだろうが、裁量労働制を選択した人間に仕事を集中させて、他の人間は生活残業に勤しむというパターンが結構あるらしく(*2)、彼は後者を選択して居場所を失った人間。この会社で上手く世渡りしていく可能性が無いとは言わないが、極めて低いだろうな…

寄り道

_ 加法定理を使ってtan(α+β)を求めたら、「そういう式は丸暗記で覚えたから、もう分からないなぁ」という発言が。自分も受験生の頃は半角・倍角の公式などは丸暗記したが、それ以降は滅多に使わない式で忘れても大丈夫なように、全て加法定理から計算するようにした。で、加法定理は一次変換(回転)で考えれば、覚える必要は何もないと思う。

_ まぁ、公式集を開いた方が早いとは思うけど(笑)

歯医者

_ 麻酔を打って虫歯の治療…嫌な汗をかきまくった。

*1: この手の話は前にも書いた気もするが…
*2: 日本では多いんじゃないかと無根拠に思ってみたりして

2005年7月2日(土)

Jeff Beck in Tokyo

_ 綺麗なギターの音で、とても良かった。過去の作品から満遍なく選曲されていたのも嬉しかったし、大満足である。個人的には"Led Boots", "Cause We've Ended As Lovers", "Diamond Dust", "Over The Rainbow"が良かった。後3曲は、なんかこう、しんみりと、ねぇ。こんなカッコイイ60代はそうはいないだろうなぁ。

_ Jeff Beckが60代なのだから当然なのかもしれないが、客層も幅広かった。隣に60代と思しき女性がいたが、2時間立ちっぱなしはキツかったのでは…


2005年7月4日(月)

講義ノート

_ 一部無くしてしまったものもあるが、学生時代の講義ノートの大半は手元に残してあり、それは光学についても同様である…当時は光学系の仕事をするようになるとは夢にも思っていなかったが。今日、そのノートをパラパラと眺めていたら、「Helmholtz-Lagrangeの不変量」の文字が。一瞬目を疑ったが、見間違いではない。詳しく書かれているわけではないのだが、それを覚えていない自分がちょっと恥ずかしかった。

_ 幾何光学に関して言えば、講義レベルは余裕で超えたと思っているが(それでも習得すべきことは多いが)、波動光学についてはまだまだのように思える。学ぶべきことは尽きないが、知る喜びも尽きないということだろう。


2005年7月5日(火)

社外

_ 某論文誌のショートノートに目が止まる。本人から聞いた通りの内容だった(←当たり前だ)。社外に成果を出せるのは素晴らしいことだなぁと思う。

_ 自分も今の開発が上手く行けば、社外発表レベルに持って行けるかなぁ、などと妄想中。


2005年7月6日(水)

有効活用への道はあるか

_ 射出成形をしている人の話を聞いているうちに、流動解析に興味が湧いてきた…とは言っても業務に反映させようという気は毛頭なく、連続体力学+熱伝導という感じで何だか面白そうだという単純なノリである。googleで検索したら気になる本を見つけたので、帰宅途中の本屋で探してみたが、「他店に在庫あり」ということだった。買うかどうか決めていないので、取り寄せはせずに週末行ってみることにしよう。

_ ついでにあれこれ眺めていたら、"Born and Wolf"(第7版)の日本語訳が出版されていることを発見。印刷もすごい綺麗になっているし、物欲が上乗せである…原書持ってるんだけど(笑)。両方揃えると約1万円。最近妙に無駄遣いをしている気がするし、仕事に使わない専門書&既に原書を持っている書籍の日本語訳(*1)ということで、少々悩ましい。

昨日の続き(1)

_ 後半の図などはちゃんと理解していませんが、雰囲気は把握したつもりでいます。続編も期待しています(笑)

昨日の続き(2)

_ 実は、社外云々ということの他にもう一つ感じたことがある。先日書いた通り、波動光学のレベルを上げたいと思っていただけに刺激的だったとでも言えばいいだろうか。部署内の光学担当では明らかに私が一番だが、所詮部署内での話であり、他部署との比較は勿論、絶対値としても業務を円滑に勧めるには不十分と感じている。やりたい/やるべきことはいくつもあるが、まずはこの辺りからかなぁというところに着手したところ。今日もその筋の専門書を読んだが、何となくストーリーが見えてきたので追いかけてみようか。

*1: しかも日本語訳全3巻の第1巻

2005年7月7日(木)

社内イベント

_ 立ちっぱなしで足が痛い。帰りに寿司とビールで疲れを癒す。


2005年7月8日(金)

軟弱者

_ 今日届いた専門書を会社の個人用図書費で落とすことにして、浮いたお金でBorn and Wolfの日本語訳を買うことにしよう…トータルの出費は同じことだし、原書を持っていても日本語訳は魅力的なのだ(苦笑)

発泡にごり酒

_ 16度あるんだけど、スイスイ飲めちゃうんだなぁ、これが…実に危険な酒だ。


2005年7月9日(土)

俺的理解(コマ)

_ 読んでいた文献に「コマ収差のような非対称性を持つ収差があると、PTFが空間周波数依存性を持つようになる」的な記述があった。コマフレアで縞模様が横に流れて(*1)ズレて見えるということだろうなぁ。

_ 一応メモっておく。

飲み

_ 会社の先輩達と近所の店へ。「漁港→活魚車→生簀」という輸送形態だけに、魚が実に旨い店だ。少々値は張るのだが、みんな魚好きなので「良い店を見つけた」と好評である。店長も我々の顔を覚えたらしい(笑)

*1: フレアが縞模様と平行でなければ

2005年7月10日(日)

お買い物

_ 取りあえず読む手段があるということで、Born and Wolf(日本語版)の購入は見送ることにして、流体関係と歴史物を注文。

_ 結構前にNiacinやBilly SheehanのCDがリリースされていたことを発見。気づいた時にはまったりと酒を飲んでいたので、明日は横浜のHMVでも行こうかなぁ。

_ 取りあえず、直近の物欲は一段落と言ったところか。



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