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仕事でちょっと出てきただけなのだが、興味を持ってgoogleで調べてみると、仮想仕事の原理からYoung-Laplace方程式を導く話に行き着いた。別にLandau-Lifshitzの流体力学を読もうとは思わないが、表面張力や仮想仕事の原理をちゃんと理解してないよなぁということで、少し勉強してみたくなった。物理を勉強し直すことは知財業務に役に立つだろうし、知財業務を物理の勉強に使うというのもありだと思う。
表面張力についてはFeynman物理学にあったような気がしたので、帰宅後パラパラと目次を見たが見当たらなかった。今日は時間がないので明日探し直してみよう。
偉い人がほぼ思いつきを特許出願したものがあって、それに沿って試作を進めようとすると「あれ、これ足りなくない?」という事態になっている。自分で設計していればもっと早くに気がついたんだろうけど、残念な見落としである。自発補正だと新規事項の追加になるので優先権を主張した出願をすることになるだろう。自分で設計すればもっと早くに気がついたのだろうが、それを言っても仕方が無い。
自身の経験では、紆余曲折を経て出来上がったものを発明(特許)とすべきであり、そうすることで強い権利になると思っている。思いつきで特許を出して、それで特許ビジネスをしようとしても上手く行くとは思えないが、実際のところはどうなんだろう。
前の勤め先の人からメールが来た。特に親しくしていた訳ではないのだが、何度か酒の席で一緒になったことがあり、飲み会の連絡用にお互いのメールアドレスを知っている人である。内容は、風の噂で弁理士を目指して勉強していると聞いたけど、ということだったので、その真偽を確認したかったのだろう。某役員の鶴の一声で決まったと返信したが、噂話が好きな人なので、それをまたペラペラ話して広めるのだと思われる。最後にまた飲みに行きましょうと書いてあったけど、これは社交辞令だろうな。
以下、同じ研修に参加している他社の人との話である。知財業務についてはかなりのキャリアのようだし、その人の勤め先も結構な規模の企業である。
企業の知財部門の人間が明細書等を作成する意義の話になったのだが、その人の考えは、書けるだけのスキルは持つべきだとは思うけど、実際に書く必要があるかは別問題という考え方のようだ。その人の勤め先でも色々意見があるようだが、特許事務所に依頼する費用は削減されるけど、企業の知財部しかできないことがあるのであればそれを優先すべきであって、そのために明細書作成を特許事務所に依頼すべきだ、という考え方が主流のようである。
丸島儀一氏の本を読んでいると、自社の技術を理解した人間がその権利を守るために明細書作成までやるべきだ、と書いているように思えるのだが、もっと実務経験を積まないと自分なりの結論は出せないだろう。
当たり前のことしか書いてないんだけど、文献を探すとなると大変だ。
先日slashdot.jpだったと思うのだが、ボーイング727を墜落させる実験のドキュメンタリー番組を放送するということと、自分が契約してるCATVでその番組を見ることができることを知った。早速予約録画の設定をして、本日録画しておいたものを見たのだが、なかなか面白い内容だった。
墜落の状況によっては飛行機が炎上してしまい、折角のデータがお釈迦になってしまうとか、お手軽にできる実験ではないことは間違いない。また、ラジコンのプロポで飛行機を遠隔操作していたが、もっと上手い遠隔操作の方法はないのだろうか(現実問題としては難しいのかなぁ)。
墜落後の解析結果として、生存確率が高い座席や姿勢の話も興味深いものだった。墜落の仕方によっては誰も助からないだろうけど、少しでも生存の可能性を高めるならこうすべきだ、ということが示唆されていて、(考えたくはないけど)長期連休で帰省する際のフライトでは意識しない訳にはいかないだろう。