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_ 日経エレクトロニクスでも書かれているが、電子機器の設計でソフト的に何とかなる部分が増えるにつれて「私はハードしか分かりません」というエンジニアの居場所が減っているらしい。社内のある部署ではハード技術者の構成比が4%だと聞いて驚いたのも最近の話である(勿論そうではない領域だってあるはずではあるが)。
_ 写真もデジタルになって随分変わったようだ(*1)。今のソフトは後から色の変更や収差(歪曲収差(*2)、周辺減光、色収差)やゴミの影響を比較的楽に除去したりできるようになっているので(*3)、PCに取り込んだ後で(限度はあるが)修正できてしまう。
_ デジタル化で楽ができる人、そうでない人、悲喜こもごもなのかなぁ…と思った次第である。
_ 「ポンペイの輝き」を見にBunkamura ザ・ミュージアムに行ってきた。展示のメインは壁画、宝石、彫像で、本などでよく見た遺体の型を取ったものはごく少数。まぁ、"輝き"ってくらいだから、当然か。装身具類は、今でもそのまま売り物になりそうな雰囲気で、素晴らしいものだった。こんな街が火山の噴火であっさり廃墟になるんだもんなぁ…小さい頃に有珠山の噴火があって、父親が火山灰を被って外出先から帰ってきた記憶があるが、それ以上は想像を絶する世界である。
_ クリーニングに出しておいた冬物を取りに行った。先客がいたので預かり票を手に持って待っていたら、「預かり票を寄越せ」という感じで無言で手を出してきて、品物も無言でこちらに押し出してくるだけである。最寄りのクリーニング店が店仕舞いしてしまったので次に近い店に行くようになったのだが、とても客商売とは思えない態度でビックリだった。さらにその次に近い店を探した方が良いのか?
_ 復刊ドットコムからの知らせで「指数・対数のはなし」が購入可能になったことを知り、注文したのが今日届いた。この本の存在を知ったのは就職してからなのだが、森毅が著者だし評判も良いらしいから一度読んでみたいものだと思っていたのだ。酒が入っているのでパラパラと眺めただけだが、楽しく読めそうな感じである。
_ 私は別に数学が得意ではない。高校1年までの数学の成績は、大学は理系に進むかどうか迷ったくらいのレベルであり、小学〜高校の間になりたいと思ったことがある職業(で覚えているもの)は、エンジニア(*1)・天文学者・歴史学者・考古学者である。それが理系に進んだのは、2年になってからの担任が数学教師でその指導が良がったことと、エンジニアが趣味で天体望遠鏡を覗いたり歴史の勉強をすることはできても、その逆はないと思ったからである。
_ ということなので、現在職場で「Goldenchildさんは数学が得意」と言われることに非常に違和感を感じるのだが、その中には「もし数学が同等レベルなら俺の方が上だ」という意味で言っている人がいるのも事実である。しかしながら、自分がこの人は凄いなぁと思った人は、必ずその人自身を主語にして話をするので、今回は、凄いと思うことなく終わるだろう。