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光学設計者に光学を教えるという訳の分からん状態であった。その相手が悪い訳ではないんだけど。
上司から、海外の顧客と交わす契約書の内容を確認して欲しいというメールが来た。当然英語で書かれた文書なのだが、契約書独特の書き方で非常に読みにくい。最初に意味が分からなかったのが"good title"。「瑕疵なき権原」という意味なのだが、当然のことながら、そこに辿り着くまでの時間は普通の単語を調べる場合に比べてかなり掛かった。他にも、普通の意味は分かるけど、契約書で使われている意味が不明という単語が結構あり、読み慣れるには、かなりの時間が必要と思われる。自分が主担当ではないので精査する必要はないんだけど、いずれそうなる可能性があるからなぁ…
年末年始に帰省した際、実家の兄が持っていた「ビギナーのための法律英語」という本が役に立ちそうだと思ったので、横浜に戻ってすぐに購入したのだが、会社では有隣堂のカバーを掛けた状態で使っている。前向きに取り組んでいると思われて、さらに仕事を振られるのは避けたいものである。
英語で書かれた特許明細書も読み慣れる必要がある。その前に、日本語の特許明細書に慣れる必要があるけれど。
気がつけば、ストレスが溜まると唇を噛む癖がかなり減っていた。熱いお茶などを飲むと下唇の裏側が染みることが多かったのだが、最近はほとんどない(少しはあるけど)。今の環境の一つのメリットと考えることにする。
先日上司から、前の部署よりも良いんじゃないか、という趣旨のことを言われた。細かい表現がどうだったかは忘れてしまったが、某役員辺りから私が前の部署で置かれていた状況を聞いたのだろうと思われる。それが私は使えないヤツだったという意味なのか、周囲の人間の意地が悪くて苦労していたという意味なのかは分からない。まぁ、分かってどうなるものでもないが。
別部門の人が、私が探した論文をしたり顔で紹介しているのを見て、一瞬不愉快に思った。しかしながら、自分がその論文を書いた訳ではないのだし、単にその人が嫌いなだけだろう。この御仁、極端な表現かも知れないが、サイコパスとでも言えば良いだろうか。部下としてではないが、仕事で絡んだ時の感想としては、マネージャー向きの資質は持っているけれど、他人を露骨に道具扱いしているからか、下からの人望というものが無い。自分に取って直接利益がなければ役立たず扱いだけど、自分に対しては割と甘い。この人のことを「会話して5分で嫌いになりました」という人間がいたっけ。
もう一つ言うと、論文で示されているグラフの振る舞いが何に起因しているのか(多分)理解していない。悪い言い方をすると、仕様を出してまとめているだけで、何故そうなるのかという技術的な蓄積が無く、商社+αという感じである。本当は、そこをもっと掘り下げたいんだけど、弁理士試験に区切りがつくまでは我慢である。
ある人から、その人の勤め先で、私の前の勤め先の製品を大量購入したという話を聞かされた。しかしながら、退職するまでの経緯もあって、前の勤め先には何の愛着も感じておらず、反応に困ってしまった。まぁ、愛想笑いで取り繕っておけばいいんだろうけど。
余程のことが無い限り、あの会社の製品を買うことは無いだろう。
調べ物のために永田町の図書館に行ってきたのだが、検索端末で隣に座った夫婦と思しき2人組が賑やかだった。相談しながら調べものをしてているようなのだが、男性の立場は単に女性を送ってきたつもりが、調査の手伝いまでさせられているようだ。途中、女性が掛かってきた電話に出て喋り始めたので、ちょっと呆れていたら、男性が電話に出るなと注意したものの、女性は「他の電話だったら出ないんだけど、○○からだったから」と反省の気配無し。それで集中力が削がれるという程ではなかったが、ちょっと非常識ではないだろうか。
協力会社の偉い人から「元々は光学設計者で某光学ソフトを使っていたんだって?」と言われたので、「ええ、まあ」と返事をしたが、今でも記憶を薄めないために、たまに使っていたりする。
勤め先の社長は元々エンジニアだったのだが、ある製品を当初の要求仕様通りに仕上げたにも関わらず、営業サイドから「何でそんなに高いんだ」と責められ半額に収まるよう要求されてしまい、余りの理不尽さに「自分で価格を決められる立場になろう」と思ったのが切っ掛けで、技術→営業→起業、となったそうである。凄いなぁ。
この時の実効誘電率と個々の物質の誘電率の関係だが、TEの場合は誘電率、TMの場合は誘電率の逆数をフーリエ展開した際の0次の展開係数だということが分かった。最もラフな近似に対応しているということで、「裏が取れた」ような気がする。