週記以上日記未満 in November, 2009

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2009年11月1日(日)

一の市

_ 近所のダイエーに買い物に行ったら驚くほどに混んでいた…何故だろうかと思ったら、今日は一日だった。

風呂敷残業ではなく

_ FFTWを使った数値計算も随分と様になってきた気がするが、予想していたよりも遥かに計算時間が掛かっている。参考にした論文では「数秒で終わる」と書いてあるのに、自作の場合は数10分掛かるのである。論文で言っているのはどこからどこまでの処理なのか、はっきりしない点もあるのだが、それにしても…という感じである。

_ まず、関数の中で別の関数を呼び出すことを止めて、1つの関数の中で処理を閉じるようにすると、格段に速度が上がった。可読性とか見栄えよりも速度、といったところか。さらに、"f(x, y) * f(x, y)" の様な処理を "pow(f(x, y), 2.0)"とやると更に高速化。同じ処理を2度繰り返している訳で、随分と無駄なことをしている。

_ 他に差があるとすれば数値積分のところなのだが、具体的な関数形を書き下せる訳ではないので、そんなに差が出るものなのか、いささか疑問ではある。

_ まぁ、休みの日にやることかと言う気もするし、必要ない状況になる可能性もあるけれど、取りあえずの自己満足だろうか。

いまさら?/いまこそ? Fortran

_ 積ん読状態だった「数値計算のための Fortran90/95 プログラミング入門」をパラパラとめくって、多次元配列のアクセス順序に関するサンプルコードを打ち込み、gfortranでコンパイルして動作を試してみた。恥ずかしながら、多次元配列のアクセス順序を気にするほど速度を気にする状況がなかったので(なので、上述のようなこともあるのだろう(笑))、「なるほどね〜」という感じである。LAPACKについて調べている時に、Cとは多次元配列の並びが逆になるとは知ったのだが、今更ながらそれを実感。

_ xyzzyでFortranモードを使いたいと思ったのだが、よく分からないのでFortranのコードを書く時だけMeadowにしている(苦笑)


2009年11月3日(火)

高速化

_ 諸々の書き換えで計算時間が1/9程度になった。随分と無駄なことをしていた訳だが、まずは動作するプログラムを書くことが大切だと考えれば、そう悪くはない。


2009年11月4日(水)

何を間違えたのか

_ ある後輩が「仕事で数学を使うことなんてあるのかと思っていたんですけど、ホントに使うんですね」と言ってきた。一体どこで使うんだと思っていた2次方程式が予想以上に重宝しているとのことだったが、「自分でプログラム作るし、フーリエ変換も使ってるよ。そこは自作じゃないけど(笑)」という感じで、最近のFFTWを使った計算の結果を見せたところ、興味津々の様子であった。しかしながら、同じ系統の仕事を担当しなくなってしまうのが何とも残念。こういう好奇心とか前向きさを持つ人間を大切にしなくてはいけないのになぁ…

_ それにしても、モチベーションは他人から与えられるものではないということを改めて実感する今日この頃。


2009年11月6日(金)

戦力外通告

_ 同じチームの1名が別の部署で仕事をすることになった。期間限定ということにはなっているが、戻ってこない可能性が高い。彼の業務の引き継ぎも、シミュレーションの設定ファイルを受け取れば終わるレベルであり、敢えて時間を設けるまでもなかった。さらに言うと、そのファイルも私が作った叩き台のパラメータを一部修正した程度の内容である。4〜5年やった仕事がこの程度の引き継ぎで終わってしまうという事実を本人はどう感じたのだろうか。何も考えていない人なので、何とも思ってないかも知れないが…

_ 彼の伝説を1つ書いておこう。波動光学的な取り扱いをしないと意味のある結果が得られない現象について、彼は幾何光学的シミュレーション(光線追跡)の結果と合うには現物のあるパラメータが○○であれば良いという主張をして周囲を呆れさせた。彼は光線追跡しかできないのだが、そこで波動光学的計算に手を出そうとはせずに、光線追跡で解決出来るストーリーを無理に作ろうとしたのである。誰も見向きもしなくなったので、その試みが自然消滅したのは当然の流れだろう。

_ もっとも、現状を考えると、残った方が良いとは言えないのも事実ではある。


2009年11月7日(土)

フィットネスクラブ

_ ここ2〜3週間でウェイトを2段階(5kg程度)重くしたのだが、意外と行けている。何となく励みになる。

_ 帰宅したら社会の窓が全開であることを発見。途中スーパーに寄って来たので、この状態で買い物をしていたかと思うとかなり恥ずかしいのだが、シャツの裾を出していたので見えていなかったと思いたい(笑)


2009年11月9日(月)

効率化だけではなく

_ slashdot.jp経由で、OKWaveの「マクロを組んで作業をするのは実力ではないですか?」という質問を見た。派遣社員がExcelのマクロを使って事務処理を効率化したら、正社員の先輩から「それは実力ではなく狡い」という批判を受けたという話である。単なる釣りだろうという指摘もあったが、色々な意見があって面白い。

_ 同じことをできない人間のやっかみという点では、先日も書いたような、上司が私に対してグダグダ言うこととよく似ている。私がプログラムを組むのは必要な情報を得るための一手段であって(*1)、他の方法(こういう測定をすれば分かるとか)があるのなら別にそれでも構わないのだが、何の手段も持たない人間にツベコベ言われる筋合いはない。ちなみに、私は作ったコードを関係者に配信しているのだが、上司がVBAでやっている計算は結果のみの配信で、内容をオープンにしていない。

_ 話を「何らかの手段で業務を効率化する」という方向に戻すと、新入社員の時に上司から言われた言葉を今でも思い出す。自分が何をやっているかもよく理解せずに、教わった通りの手順で測定を行っていたら、「それならプログラムを組むなりして自動化すれば、君は必要ない」と言われて何も言い返せなかったことがある。後年、諸々引っくるめて「ほとんど放置でたまに理想論を並べられても困るだけです。その前に右と左くらい教えるべきでしょう」という話をしたことがあるが、言っていること自体は正論だし、その上司に言われたことは今でも思い出すことが多い…今もその人が上司だったら、喧嘩してるかも知れないけど(笑)

*1: 単に面白いというのもあるけれど


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