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あれから2年、さしたる実感もないまま1日が過ぎ去った。自分的にはその後の方が色々あったから、そっちの方が記憶に残っている。
どちらにも共通して言えるのは、どうやって自分の身を守るかということだろうか。天変地異が相手の場合はできることが限られるが、後者の場合、権力、財力、腕力、…とにかく自分には何らかの力がもっと必要だと実感した。
この時の揚力についての話だが、幾つかの本や記事を読んで何となく分かった気になった。最初に「流れのふしぎ」(講談社ブルーバックス、日本機械学会編)を読んで、次にググって見つけた「なぜ翼に揚力が発生するか?―ベルヌーイの定理か流線曲率の定理か―」(高木正平、日本機械学会誌2010年4月号)を読んで、最後にそこで引用されていた「続 物理の散歩道」(岩波書店)を読んだという流れである。
ことの発端は、この時に筐体内の熱対策についての話から熱流体のシミュレーションの話になったからで、流体力学に興味が向き始めたら、そういえば揚力って…という経緯である。
「流れのふしぎ」は自分でできる簡単な実験で現象を確認して、その理論を考えるという構成になっているのが良い。また息抜きに読もう(他の2つも)。自分で数値計算をやるのは当分先の話になるだろう。
今朝バルセロナが勝ったことをニュースで知り、21時からCATVで契約しているチャンネルで放送があったので、久しぶりに一試合フルにサッカーの試合を見ることにした。今日はこれと揚力の話だけで、弁理士試験の勉強は無しである。まぁ、これくらいの息抜きをしないとやってられない。
前線をMVP(Messi, Villa, Pedro)にしてシャビが復帰したバルサは魅力的なサッカーをすると再認識。Villaは放出せずにスタメンで使って欲しいんだけどなぁ。
4月末までの日曜午後は予備校の演習・模試なのだが、周囲の様子が様々になってきた。講義では顔を見なかった人が多数いて、演習と模試だけを受けにきている浪人生なのかなと思ったり、途中机に突っ伏して寝ている人や関係ないことをしている様子の人がいて、今年は諦めたのかなぁと思ってみたり。そういう自分はというと、来年までの勉強方法を考え始めていたりして(笑)
まぁ、今年を諦めた訳ではないので、これから試験までの期間も真面目に勉強するつもりでいるけれど。
防衛出願と呼べば聞こえは良いが、たまに「何でそんなの出すの?」という出願依頼がある。出願件数は技術者の勲章みたいなところがあるし、小遣い稼ぎにもなる。また、特許には「数打ちゃ当たる」的な要素があることも否定しないけれど、それにしても…というものが中にはあるし、その発明者が偉い人だと困ってしまう。しかし、それ以上に困ってしまうのは、自分がそれに対して明確な応対ができないことかも知れない。経験不足で明確な判断基準を持てないこともあるし、自分の考えを口にするにも、人に何かを質問するにもかなりの恐怖心がある。
恐怖心の出所は前の勤め先での経験もあるが、今の勤め先の人の多くが自分に大甘で他人に激辛なので(*1)、色々な方面から攻撃されたことも影響しているだろう。自分の身を守るにはもっと武器を持たないと…と言うことで、業務の合間を縫って周辺技術の勉強をやることにした。今気になっているのは弾性体力学(材料力学)と熱流体力学…合わせて連続体力学か。熱流体力学については分かりやすそうなサイトを見つけたので読み始めた。弾性体力学は手元の書籍から始めてみようかと思っている。
私の2〜3ヶ月後に入社した人から退職挨拶のメールが来た。言動がドラマに出てきそうなダメ役職っぽかったので、居辛くなったのかなぁという気がするが、特に親しくしていた訳でもないので、その辺りの事情はさっぱり分からない。
人の出入りが多そうな会社だが、自分の今後を考えて気になってしまった。社長の考えは「今すぐ使えるヤツがいれば良い」的な雰囲気であり、その影響か、部長クラスの人間も成果を得ることだけを考えて、そのために何かをインプットするという発想がなさそうである。新卒入社2年目の人間がミスった時に、サイコパス部長がそのお守役に「そんなヤツにやらせないで、できるヤツにやらせればいいんだよ」と言っていたのを耳にして「コイツ頭おかしいんじゃないか」と思ったことがある。新卒入社2年目ならまだまだミスが許される立場だし、そこからミスしないように学ぶものである。お守り役だって馬鹿じゃないだろうから、ミスしても大穴が空かないような業務を振っているだろうし。
Appleやgoogleのように代わりが幾らでもいそうな会社ならともかく、中小企業で「使えるヤツだけ居れば良い」というのは「楽して手柄が欲しい」を格好付けて言ってるだけにしか見えない。某役員は私の入社直後に「他業種から転職してきた人間がすぐに分かるほど簡単なことはやっていないから」と言ってくれたが、そういう発想の人はごく一握りだろうし、そうでない人達からの攻撃でかなり参った。ただ、ここで自分が書いていることが正論だとしても、正論というのは結果を出した人間が言うから正論なのであり、結果を残していない人間が同じことを言ってもそれは言い訳でしかない。どんな形であれ、言い訳にならないような結果を出したいものだ。
一体いつ以来になるのか全く思い出せないくらいに久しぶりの鎌倉である。桜や海棠は数年見ていない気がするし、今日行かないと今年も見ることができないような気がしたので、朝食後すぐにCX3を持って出掛けて、本覚寺と妙本寺だけ行って帰ってきた。所要時間1時間といったところか。
まずは本覚寺の枝垂れ桜。ピークは過ぎていたようで、地面には散った花びらが多数。
海棠はどうだろうかと期待して妙本寺に移動したが、まだ早かった。開いていたのはこれとこれだけ。あと、何となく良さげに思えた構図で取った桜と祖師堂。手前にちらっと写っているのが二天門。祖師堂と二天門という名前だと知ったのは、つい先ほどgoogleで(笑)
土曜日あたりに早起きして海棠を撮りにきたいが、起きることができるだろうか…
熱流体力学と同様に、材料力学も丁度良いサイトを見つけた。小手調べにテキストの内容を見ずに単位の換算に関する問題をやってみたら、結構間違った。そういうところの復習からスタートである。