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特許明細書で使う用語は、JIS等の規格で定められたものでなければ、その明細書内での定義によって矛盾が生じなければ良く、業界用語で或る必要は無い。
特許事務所から送られてきた原稿を読んで、業界用語とは異なるので修正の必要があると思い、その旨上司に伝えたところ、何を言っているんだという感じに上記の指摘を受けた。実を言うと、自分自身、異動になって最初に目を通した明細書を修正する際に、業界用語には目をつぶって、矛盾がないよう用語の定義をしたことがあるし、その辺りを上司に相談した覚えもある。判断基準がその時の精神状態(*1)に強く影響されているのは事実だが、それにしてもなぁ…という感じで、ションボリしつつ帰宅。
一からやるのではなく、過去の計算を思い出しながらやった方が効率的だろうと思って過去のノートを探したところ、欲しいものが見つかった。
この後の流れは電場と磁場のx成分(2次元周期構造はy, z方向)を消去して固有方程式を導くというもの。格子ベクトルがxz平面内にある場合には、二つの固有方程式にモード分離(TMとTE)できる、というところまではしっかり計算できている。その後の処理で行き詰まったまま放置状態になっていたのだが、その辺が何とかなりそうな文献を見つけたのに、色んなことが…まぁ、仕方あるまい。
この計算をした日には何があったのかと思い、過去の日記を見てみたら…(苦笑)
ボーナスが出た。決して多くはないが、貰えるだけありがたい。
火曜日の件は業界用語で揃えることになった。やむを得ない場合ではないのだから、誰が読んでも分かる形で書くべきだろうという結論である。ションボリしつつもモヤモヤ感があったので、良い結論だったと言えよう。何となくだが、上司の機嫌も影響していた気が。
部長曰く「見てて分かるだろうけど、この会社はいかに他人に責任をなすり付けるかが勝負だ」…これまでの経験からそうなんだろうとは思っていたが、ここまでハッキリ言われると清々しいというか、何と言うか。
確かに入社以来、「何で俺が悪者?」という状況が多かったが、その一因はそこにあるのだろう(そして、全てでもないだろう)。
うたた寝と自炊で一日が終わった。着実に残量は減っているが、まだまだ沢山ある。
再び身体を動かし始めた。体力に限らず、この2、3年で失ったものを(全ては無理にしても)取り戻さなきゃねぇ。