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_ 最近、これらの違いは何かを考えたりする。きっかけは、自分にはどの職種が最も適すると思っているのか、という質問を受けたことだ。
_ 自身の限られた経験に基づく分類だし、明確な境界があるものでもないだろうが、設計は「ツール(*1)を使いこなして量産性のある商品の形に仕上げること」、開発は「ツールを作ること、量産性を別にして(考慮は必要だが)、商品の原型を作ること」だろうか。
_ 研究については就職する前と後で定義が違っている。学生の頃は「真理の追究」であり、就職してからは「将来商品になりそうな領域を探すこと、その領域を見渡したり泳いだりするための手法を構築すること」。この手法を共有化したものが上記の「ツール」と言えば良いだろうか。設計と開発は就職の前と後でどう変わったんだ、と言われそうだが、学生の頃は研究だけが頭にあって、設計と開発というものに対する具体的なイメージを思い描こうとしなかった、というのが正直なところである。
_ やってみたいのは「設計」、適すると思うのは「開発」あるいは「研究」の範疇である。その辺りの不整合も、処理すべき課題かも知れない…って、俺の思い込みだったりして。