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_ 早期解決が必要な問題に対して主担当が具体的内容と重要性を共に理解していないという状態で、これではダメだと私にお鉢が回ってきた仕事がある。元の主担当は「自分も協力している」という顔だけして生活残業に勤しんでいたし、上司は私が提案した解決案に対して何とか否定してやろうと言い掛かりを付けてくる有様。それでも理論・数値計算・実測と一通りデータを揃えて方向性を出したので、関連部署もその方向で動いてくれそうだし、私の成果として認めて貰えたようなので、不愉快な出来事は我慢しようと思っていた。
_ ところが、である。上記業務のために作製したツールを配布して、考え方を含めて説明し終わった途端、上司は「俺の方が分かってるんだ」という態度になって自分だけで関連部署との情報交換をし始めた。部下が分からないことは教えないままにして優位を保って、自分が分からないことは理解できるまで説明させて、その後は「俺が一番だ」と勝手に進める卑怯極まりないやり方である…ということで、ここ数日は随分と迷ったのだが、言わなければ何も変わらないと思い、少し上のレイヤーにいる人に話すことにした。
_ うーむ…多分、多くは期待できそうもない。私に対して大人の対応をするよう求めてきたので、あちらには求めないのかと質問したら、ちょっと困ったような反応だった。言いやすい人間に言いやすいように言っているだけか。まぁ、上司が大人気ない人間だというのは誰もが認めるところではあるが…(*1)
_ 関連部署が納得してくれるような結果を出して、上司から嫉妬?されるのだから、それなりの実力は付いているのだろう。ただ、今の場所に不満があっても飛び出せるレベルには至っていない、というのが現状だろう。選択肢を増やすためにはもっと実力が必要ってことかな。
_ ある論文でMaxwell方程式を行列の対角化を使って解いていたので、その辺を復習した。実際の数値計算はLAPACKのお世話になるとはいえ、最低限のことが分からないと論文の内容を追い掛けることすらできない。単に忘れただけなのか、そもそも頭に入っていなかったのかが微妙なところではあるが、かなり頭がスッキリした。
_ この時の相手を含めた数名で飲みに行った。これ以降、この人とは酒の席で一緒になる機会自体がなかったのだが、他の面子がこの人から飲みに誘われたので、こっちの飲み会の話をしたら、自分も出たいと言ったそうである。自分のことは棚に上げて他人のことをあれこれ言う人なので、世間話レベルですら相手をしたくないというのが本音であり、私はこの人を誘うつもりはなかったのだが、露骨に嫌だと言うのも大人気ないだろう。
_ 前回のことは結構根に持っているようで、途中小出しに人の粗探しをしてきたが、それでもかなり控えめだった。余り言うとまたボロクソ言われるとでも思ったのだろうか…多分、そうするけど。こちらもいちいち突っ込まずに聞き流していたので、場が白けることもなく良かったのではないだろうかと勝手に思っている。