週記以上日記未満 in April, 2008

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2008年4月22日(火)

感覚の違い

_ ここここで書いたように、一時期熱雑音に興味を持ちかけたことがあるのだが、結局そのまま大したことはせずにいる。しかしながら、最近になって周囲の電気屋がこの辺りであーでもない、こーでもない、とやっているので、ちょっと興味が復活。当然のことながら、電気屋が知りたいことは、熱雑音やショット雑音の式がどのように導かれたかではなく、その式を使ってどんな結論が導かれるかなのだが、私は前者の方に興味がある。熱力学への苦手意識は今でも持ち続けているし、ちょっとやればできるという話ではないのだが、久ぶりにプランクの式を見て心惹かれた。

_ 上述の話の際に、回路素子の動作をどうイメージするかという話題になり、例えばインダクタなら、コイルの誘導起電力を考えるのが最も普通だと思うのだが、その時は、何故か頭の中にはバネについたおもりの運動方程式が出てきて、形の上ではLCR共振回路だと思いながら「電子が見かけ上重くなってビヨーンと、とか…」という話をした。格好つけた言い方だと「自然は変化を嫌うので(慣性)」となるのだろうか。

_ 話し相手の電気屋は、イメージは無く「とにかくそう言うものだ」としか考えていなかったそうである。彼らの仕事(回路設計)ができればどっちでも良いのだから、別にそれをどうこう言う話ではない。ただ、入社時の上司に「君は物理屋なんだから、そういうところからイメージを持たなくては行けない」と言われたことは今でも覚えている…と過去にも書いたような気がする。

北方水滸伝

_ 最終巻を読了。久しぶりに夢中になって読んだ小説だったのだが、続きがあることを前提にした終わり方なので、微妙に消化不良。


2008年4月23日(水)

行き詰まった時に

_ 誰だって、自分のアイディアで仕事が上手く行くことを望むのは当然だと思うが、常にそうはなり得ないのが普通だろう。他人のアイディアで仕事が上手く行くのが面白くない時もあるが、上手く行かなければ会社の儲け→自分の取り分が減る訳だし、面白くしたいのなら自分が他人以上のアイディアを出すしかないのだ。

_ 他人のアイディアでことが進みそうになると、仕事が上手く進むかどうかを度外視してまでそれを否定しようとする人間の扱いは、なかなか厄介なものである。以前書いたように、光の回折について議論している最中に、他人の考えを否定したい余り「この状況では、光は屈折という幾何光学的現象に従って振る舞うんだから、回折という波動光学的現象なんか出てこないんだ!!」というトンデモな発言をしてしまうくらいである(*1)…今現在、発言者自身は覚えていないようだが。

_ 最近行き詰まったことがあって、他部門の人のアイディアを試してみようと思っている。私自身は打開策を考え出すことが出来ずにおり、上述の御仁も同様なのだが、この提案をした時の反応は分かりやすいもので、過去にダメだという検討結果があったはずだと言い始めた。その件に関しては、誰も結論を出せるほど掘り下げた検討をしたことはなく、時間の都合でお蔵入りしていただけである。検討するとすれば私しかおらず、その人間がしていないのだから間違いない。

_ 過去の出来事を振り返ると、仮にこのアイディアでもダメだった場合、「ほれ見たことか」と言わんばかりに揚げ足を取って喜ぶだろうし、上手く行った場合には、私がいない場所、特に役職者が集まる場所で、彼の指示で私が検討したくらいのことは平気で言うだろう。ふとこの時の言葉が思い出したので、上手く行った時のことは考えておかないとな…上手く行かなかった時のリスクヘッジもだけど。まぁ、とにかく試してみないと始まらない。

*1: 当時はこちらも頭に血が上っていたこともあるが、これ以降の彼との会話から思うに、私の主張を否定するために必死で、本気でこう思っていた訳ではないようだ

2008年4月25日(金)

労力の無駄遣い

_ 打ち合わせで決めた項目について色々検討していたら、某氏は急にそれ以外の項目を見たくなったようで、「今検討している項目は意味がないから、こちらを優先して検討すべきだ」と言い始めた。「何だまたかよ」とは思ったが、彼がその項目を最優先すべきだと主張する根拠が希薄だったので、それは後回しということで説得した。別のことが気になること自体は悪いことではないのだが、自分の我が儘を通すために他人がやっていることを無意味だと主張するのは、いい歳した大人がすることではない。

控え目

_ 先週末、風邪が治りきらないのに誘われるままに飲みに行き、週が明けたら気管支炎と思しき症状になってしまった。自己管理の甘さを恥じつつ病院に行ったら、抗生物質と経皮吸収型の薬を出されたので、飲み続け&貼り続けていたら気管支炎の症状は治まった。

_ 今日も飲みに誘われたのだが、多少鼻がぐずついているのが心配だったので、周囲が不審がるくらいのスローペースで飲んで、ほろ酔い気分で帰宅。これくらいが丁度良いかも。


2008年4月26日(土)

準備

_ 明日から帰省するので、床屋へ行ってスッキリして、鎌倉でお土産を購入。


2008年4月27日(日)

横浜→札幌

_ そろそろ出発である。

自分の首を絞める

_ 飛行機の中で読んだ、著名なレンズ設計者の回顧録に、コンピューターの登場で、設計者が手間と時間が掛る労力がら救われた代わりにじっくり考える時間を奪われた、という主旨のことが書かれていた。一瞬だけ、最近の状況がよく似ていると思った。

_ 数値計算の結果を配信すると考察する間も無く次の計算を指示される、という状況に閉口気味だったのだが、しっかり考察してから周囲に結果を配信するよう心掛ければ良いだけの話だ。これで状況が似ているなんて自惚れが過ぎる(苦笑)


2008年4月28日(月)

古本屋

_ 「光学入門」(宮本健郎)を衝動買い。5年程前に書店で見た時には心惹かれなかったのだが、今になって見直すと魅力的な記述が多い。それだけ色々なものが見えるようになったのであれば嬉しいが。

母校

_ 数分間だけ顔を出す。その際、先輩から博士論文を頂戴した。

_ そして飲み会へと移動。年寄り臭いが「若いっていいなぁ」と思ってしまった(笑)


2008年4月29日(火)

偶然

_ 昨日頂いた博士論文と購入した「光学入門」に目を通したら、同じ相図があった。


2008年4月30日(水)

新千歳空港

_ じゃがポックルを買いに行ってきた。複数の人に購入を頼まれたし、勿論自分も食べたいので、最も確実そうな場所を選んだのだが、高速バスで往復してまで買うか?という気も。平日の午後だからか、人気が一段落したからか、増産体制が整ったのか、複数の店舗で余裕を持って買えそうな状況だった。

_ 行きも帰りもバスの運転手が同じだった。向こうも気付いていたのかどうかは分からないが、気付いていたら変な客だと思ったかも(笑)

_ 札幌→横浜の移動も平日の午後なので、また買えるかな?



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