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一昨年に受けた社外研修と予備校のテキストで、未だにスキャンしていないものが残っており、少しは減らそうと数冊バラしてスキャンした。予備校の授業は講師のオリジナルレジュメをメインにしていたため、残っているテキストは書き込みが無く、スキャンでかすれたりする箇所がない。
しかしながら、社外研修のテキストは少々面倒である。シャープペンシルでの書き込みが印刷に比べて薄いので、読み取れない箇所が複数ある。一冊はオリジナルを見ながらAcrobatの注釈ツールで補完していたが、どうにも面倒くさい。これならボールペンでなぞった後でスキャンした方が良さそうだ。それでも何だかんだと時間が掛かるので、続きは週末にでも。
対外的なものは勿論、社内政治でも必要だろうと思い、取っ付き易そうなタイトルの本を購入した。交渉学(交渉術)もそうなんだけど、人と議論する時に頭を整理するために参考になることがないかなぁと思ってのことである。
オリンピック関連のニュースで、竹田恒泰氏のような、結果を残せなかった選手への批判が話題になったと思ったら、その後は為末大氏ら擁護派の意見が取り上げられているようである。この手の話を聞くと、アトランタオリンピックでの千葉すず選手の「オリンピックは楽しむつもりで出た」「そんなにメダルというなら自分でやればいいじゃないか」という趣旨の発言を思い出す。当時の自分は「自費で行ったのならごもっともな発言だが、国費で行って何寝ぼけたこと言ってるんだ?」と思ったのだが、今は、その立場にならないと分からないプレッシャーなんかもあるのかな、という気もしている。
かつて設計者だった頃に、自分の設計について好き勝手に批判してくる人間に対して「だったらお前がやってみろよ」と思ったことは何度もある。その人が予算を確保してくれるとか、何らかの理由があるのならまだしも、多くの場合、そういう人は安全な場所に身を置いた上で、他人をけなしていい気分になりたいだけということが多い。そういう相手には「設計しなきゃ設計ミスはしないからね(アンタは他人が設計したものを測定機のボタンを押して測ってるだけだろ)」と皮肉ってやると、言葉に詰まる。
設計とオリンピックを同じ土俵で比べるのもどうかとは思うけど、批判される側の気持ちも少しは分かるかな、と。
フォルランの入団会見を見てビックリ。
バルサの黄金時代だったこと、今と違って時間に余裕があったので、リーガ・エスパニョーラを見る時間があったからだと思うのだが、アトレティコ・マドリードの時が一番記憶に残っている。ただ、Wikipediaにビジャレアル在籍時はフォワードなのに背番号が5だったという記述があるのを見て、その時のことも若干記憶にあることに気がついた。そう考えると結構長く見てる選手なんだなぁ。
発明と言いつつ願望だけで出願申請の書類を出してくる人がいたのだが、話しているうちに、この人の勘違いの内容が分かり、本人もそれを認識したようである。発明は一般化された概念を考えれば良く、具体的な構成は必要ないと本気で思っていたらしい。学術論文と同じように、明細書は他人が読んでフォローできる程度の内容が開示されていることが特許法で要求されていること、目下の案件で、どの程度まで考えれば発明になるのかを説明したところで納得して頂けたようである。
少なくとも、私の世代より上で知らない人はいないであろう大企業(*1)から転職して来た人と聞いているのだが、この辺りは事業部(あるいは部署レベル)によって特許に関する教育の仕方が違うということなのだろう。自分も前の会社の最初の配属先では、上司から「特許なんて無意味なことは考えなくてもいいから、客先サンプル作れ」と言われたし。ただ、異動になった後で自分のアイディアを出願したり、他社特許調査とその対策について考える機会があったので、その時の経験は間違いなく今の業務に活きている。
同じ部署にいる生え抜きの人に「部署や人によって程度の差はあるけれど、この会社って、自分が知っていることを相手が知らなかった場合は『知らないお前が悪い』で、自分が知らないことを相手が知っていたら『教えないお前が悪い』って雰囲気ないですか?」と質問してみた。そうすると、「確かにそれは否定できないですね…」という返事だった。また、その人は、就職して性格がキツくなったという自覚があると言っていたし、家族からもそう言われたことがあるそうである。前の勤め先は業界の中でもぬるま湯体質と言われていたことを考慮する必要があるかも知れないが、生え抜きの人でもそう思うのだから、そういう体質の会社なんだろう。
外国の大学ではWebで講義をやっているところが少なくないようだが(日本でもそういう大学はあるらしいが、詳細は知らない)、Arizona大学に光学系のコースがあるらしいのでちょっと調べてみた。レンズ設計の講義資料と課題がPDFやDOCファイルであったので、それらを眺めてみたところ、講義資料は具体的な設計手法の説明ではなく残念だったが、最後の方の課題にトリプレット、テッサー、ダブルガウスといったレンズの設計が入っており、心惹かれるものがある。時間と語学力がない(*2)ので受講は無理だけど、時間ができた時には手元の文献などを助けに課題に挑戦してみたいなと思ってしまった。光学薄膜の設計についてもその分野の超有名人が担当しているようだし、これを受講できる人が羨ましい。
今週も大雪である。先週は、大雪だった翌日の気温が高く、雪が一気に溶けたのでさほど気にならなかったが、今日は中途半端に溶けて歩きにくかった。
埼玉県では体育館の屋根が抜け落ちたそうだが、いくら雪が多いからってそこまで行くか?という気もする。設計か工事に問題はなかったのだろうか。
葛西は銀メダルだった。テレマークの片足が流れ気味だったのが金と銀の差なのかな。しかし、41歳で銀メダルというのは凄いことである。