週記以上日記未満 in July, 2014

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Jul.21,2014 (Mon)

▼ 熱力学関数

「マクロな体系の論理」を読み進め、カノニカル分布では内部エネルギーの期待値が E - S(E, V, N) T の極値を与えるE*になることを確認した。さらにこの本ではLegendre変換やMaxwellの関係式について触れているが、小冊子の4ページに満たない記載量で全てを知ろうと考えるのは間違いだろう。これで「マクロな体系の論理」は6章の「熱力学の法則」を残すのみである(現在56/74ページ読了)。今週はこれと以前読んだ「今度こそ納得する物理・数学再入門」の関連部分を取っ替え引っ替え読む予定。後者は今日も少し読んだけど、何を固定して何を変化させるかによってどの熱力学関数を考えるべきかが決まるということなのだろうと思っている。

熱・統計力学が面白くなってきたのでもう少し深入りしたい気持ちがあるのだが、それより先にやりたいことがあるので、上記内容が終われば「マクロな体系の論理」は読了ということにする。先にやりたいことが何であるかはやり始めたときに書く予定だが、弁理士試験の勉強ではないことだけは確かである(もう始めてるし)。

▼ MacPorts

久しぶりに"sudo port upgrade installed"したら、"Building atlas" のまま数時間。このまま電源切らずに寝ようかな…

Jul.25,2014 (Fri)

▼ ヒートポンプWeb講座

「マクロな体系の論理」を読んでいて、エアコンやエンジンについての記述が余りにあっさりし過ぎていると感じたので、補足資料となりそうなサイトを探して見つけたのが、首記のサイト。大分イメージが湧いてきた。

Jul.28,2014 (Mon)

▼ 油断大敵

昨日は一日の大半を寝て過ごした。一昨日の朝食後から、お腹に張りを感じていたのだが、たまにあることだからと気にせずに、飲みに行ったのがいけなかった。帰宅後寝ているときに妙にうなされて、寝汗が尋常じゃなかった。さらに、昨日の昼頃からお腹の具合が悪くなり、頭痛と寒気と倦怠感が。

今日はかなり良くなったが、念のために病院に行ってきた。聴診器をお腹に当てるとゴロゴロと音が聞こえて、場所によって打診の音が全然違うことから、腸の中で水分とガスのある場所がはっきりと分かれている(要は腸が機能不良)だろうとのことだった。5日分の整腸剤を処方されたので、飲んでるうちに治るだろう。

▼ 思うところがありまして

体調不良で書きそびれてしまったが、先週いっぱいで「マクロな体系の論理」の最後まで辿り着いた。熱力学の章(エアコンと2相共存の話)は十分な理解に至っていないし、もっと深く勉強したいと思うが、ひとまず読了とする。この本を読むのは初めてではないが、以前はホントに字面を眺めているだけだったんだなぁと実感した。また、熱力学の難しさとして、現象論的だからという話は色々なところで目に&耳にする。確かに、統計力学はとりあえず計算すれば分かった気にはなるが、熱力学だとそうはいかないというのが実感である。ここでスッパリと勉強を辞める訳ではないので、発作のように勉強して、またここで書き殴るかも知れない。

そして、これからやるのは光学で、理由は三つある。

一つ目の理由は、単純に面白いからである。二つ目の理由は、偉そうな物言いになるが、「光学に関する仕事で飯を食っている」ことと「光学について良く理解している」というのは必ずしも一致せず、混同して偉そうにしている馬鹿を見るとムカつくからである。三つ目の理由は ー これは急遽追加した理由だが ー 昨日行われた弁理士試験の選択科目に光学があるのだが、2問目(波動光学)の一部は光学の本を見ながらじゃないと解けないと思ったからである。スリット+回折格子の問題なら、現役の頃は本を見なくても解けたな、と。選択科目は免除だからと言ってしまえばそれまでなんだけど、そういう問題ではないだろうという気持ちと、近い将来に免除がなくなるという話があり、その時も受験してたら光学を受けようという考えもある。なお、二つ目の理由の「光学」を「知財」に置き換えても同じことなので、そこは精進が必要であることは自覚している。

たまに量子力学や熱・統計力学が割り込みそうな気がする(笑)

Jul.29,2014 (Tue)

▼ 頭の体操

今年の弁理士試験選択科目「光学」の設問1(幾何光学)を解いてみた。問題は特許庁のウェブサイトにある(http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h26ronbunshiki_s.htm)。

(1)凹レンズが無い場合に光線が光軸と交わる点の位置は凸レンズから100mm右側(凸レンズの焦点位置だから)。
なので、y0 / 100 = y1 / 40 であり、y1 / y0 = 2 / 5 。
(2)凹レンズが無い場合に光線が光軸と交わる点の位置は凹レンズに対する物点でもあるので、s1 = 40 。
あとは単レンズの公式を使って s'1 = 120 [mm]。
(3)(2)で求めた点を通り、凹レンズと高さy1で交わる直線と、
光軸に平行で高さy0を通る直線との交点を求めれば良いので、
(2)で求めた点からは左へ 300 [mm] 、凸レンズからは左へ 300 - (120 + 60) = 120 [mm]
(4)(3)の途中に書いてある通り、300 [mm](これを f とする)。
(5)f = 300 [mm]、倍率が -1 / 10倍だから、s' / s = -1 / 10 。
レンズの式より s' = 330 [mm] 、s = -3300 [mm] となる。
s' は像側主点からの距離であるから、像側焦点位置から右へ 30 [mm] 、
(2)の結果を利用して、凹レンズからの距離は 120 + 30 = 150 [mm] 。

今日は風呂上がりに10分程度で解けたのだが、 昨日は真面目に近軸追跡をしたり物体側主点位置を求めたりでやたら時間が掛かったし、一部の結果が間違っていた。三角形の相似とレンズの公式だけで済むことに気づかない辺り、まだまだである。

設問2(波動光学)の問題を眺めてみたが、(3)(4)はしばし考えないと手が進まない。手元にある光学の本のいずれかにありそうだが、まずは考えてみよう。


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