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先週の何曜日だったか忘れたが、会社帰りに近所のスーパーの衣料品売り場をチェックして、3連休のどこかで薄手のジャケットを買おうと思っていたのだが、昨日行ったら厚手のものに置き換わっていた…
半年ぶりくらいに熱いほうじ茶を飲んだ。今日はこの時期にしては気温が低く、最高気温が午前9時の17.2℃だったので(アメダス調べ)、例年より少し早いかも知れない。
近所の(名目上は)そば屋で、さんま塩焼き定食を食べた。焼きたての秋刀魚は美味い。
先週書いた日経エレクトロニクスに出ていた記事について、Rambusのサイトで "Lensless Ultra-Miniature CMOS Computational Imagers and Sensors" という論文(PDF)を見つけた。位相型の回折格子の断面形状を奇対称にすると、対称中心面では光が打ち消し合い、光に対して「カーテン」になるそうなのだが、「段差=位相差」なのだから、格子の厚さ誤差によらないというのは疑問である。何か読み違えているのだろうか?
[2014.10.14追記] 上記の内容は、読み違えていた。"manufacturing errors in overall grating thickness"の影響を受けないと行っているので、格子の形状さえしっかりできれば全体の厚さに誤差があっても問題ないということだろう。また、数学的な扱いはarXiv.orgの1303.4477の"Odd-symmetry phase gratings produce optical nulls uniquely insensitive to wavelength and depth"(Optics Letters, Vol.38 2074-2076 に掲載されたらしい)を読めば良さそうだ。
設計に関する計算(光学的な計算、CAD関連の処理、受光素子からの出力処理)は全てMatlabで行っており、カーテンの様子はFDTD法を使っているそうである。先日こんなことを書いたばかりなのに、気になって仕方がない(笑)
この3連休は、飲酒とドラクエ3に当初の予定以上の時間を掛けてしまったので、その分この手の話に使おうと思っていた時間を食われてしまった。懲りてないというか、何というか…
飲み仲間と赤レンガ倉庫で行われているオクトーバーフェストに行ったのだが、寒いわ雨は降るわで悲惨な状態だったので、野毛で飲み直した。平日しか営業していないお店で飲むことができたので、まぁよしとしておこう。湘南ゴールドは美味しかった。
「結像」という言葉は、多くの非光学系の技術者が分かったつもりで分かっていない言葉だと勝手に思っている。手元の多くの本には「空間上の一点から様々な方向に出た光が、光学系を経由して別の一点に集まる」という趣旨のことが書かれているが、これが一番曖昧さが無い。
こんなことを考えたのは理由がある。開口のある板に光を当てたときに板の下が開口の形に明るくなることは結像ではないし、平行光を円形の開口絞りがついたレンズを通して一点に収束させたとき、収束し切る前の光束断面を見れば円形な訳だが、これもレンズによる開口絞りの像ではない。しかしながら、これが結像であると間違った理解をしている人がいて、そういう人が光学系に関する発明について間違った判断を下したがために、自分が苦労している…と書けば何を指しているか分かるだろう。