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_ 調べものをしていたら、「光学」の1993年12月号に山路敬三氏の文章があるのを見つけた。世間的には三代前のキヤノン社長ということになるのだろうが、私から見た場合には、ズームレンズ設計の理論(*1)を構築した雲の上の存在である。
_ 山路氏は大学で理論物理学(流体力学)を学んだ結果、"Non-Trivial & Beautiful"を実現することが夢となったそうで、その実現の一つがズームレンズ設計の理論というのは実に羨ましい。また、アナロジーを用いた考え方が良かったとも述べており、確かに美しさへの拘りや、異なる物理現象についてアナロジーからイメージを得ることなどは、私自身も実感することが少なくないが、重箱の隅を突くのも嫌いではないので、Non-Trivialかと言われると困ってしまう(笑) さらに、今から10年以上も前に、エコロジーを旗印に事業を展開しようと考えていることにも驚いた。
_ 私が今持っている夢は、どこまで実現できるだろうか。
_ 恐らく年度が変わってからだと思うのだが、職場に3回ほどマンションの勧誘電話が掛かってきた。必要ないと言ってもしつこく食い下がろうとするので、相手の言うことは無視して「それでは切らせて頂きます。失礼致します」と切っているのだが、その直後は極めて気分が悪い。社名と「マンション」「勧誘」をキーワードにgoogleで調べたら、間違った社名で検索していたことが判明。会社名をわざと聞き取りにくく発音しているそうで、「間違ってこう聞こえる」という例に入っていた。
_ また、電話をガチャンと切ると逆ギレモードでリダイヤルして来た例もあるようで、なかなか質が悪いところらしい。周囲に同じような電話が掛かってこないので、学会名簿、技術セミナーの申し込み情報、Webで専門書を購入した際の入力情報が思いつくところなのだが、何れにしても迷惑な話である。