週記以上日記未満 in May, 2009

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2009年5月21日(木)

太陽政策

_ 昨日の件、そのまま嘘が広まる方が部署全体に取っては問題だろうと考え直して、言い方を考えて本人に説明した。あくまで責めずに穏やかに説明したら、「あ、間違ってました?(恥)」という反応だったので無事解決。

微妙なときめき

_ 先日札幌で学生時代の指導教官と飲んだ時に、ある物理現象について代々読み継がれている書籍があるという話を聞いた。私が学生時代に絶賛した記憶があり、指導教官からも、君がそのはしりじゃないの?ということを言われたのだが、もしそうであれば、ちょっと誇らしい(自分が執筆した訳ではないのでちょっとだけ)。

_ また読みたくなって近所の図書館のサイトで検索したら、蔵書があるようだ。週末に行ってみようかな。


2009年5月22日(金)

malloc

_ 設計ソフトに付属のコードを修正して、ファイルから2次元データを読み込もうとしたのだが、mallocのところで必ず落ちる。元々は1次元データを処理するためのコードであり、それにちょっと手を加えただけのはずなのだが、理由がさっぱり分からない。結局行列のサイズを決め打ちにして、静的に配列を確保することにした。

_ まだまだ挙動不審なのだが、理由は文字列の処理であろうことまで分かっているので何とかなるだろう。相変わらず文字列の扱いは鬼門である。


2009年5月24日(日)

懐古主義ではないけれど

_ 最近、1次元量子井戸問題を平面波展開で解こうとチョロチョロやっている。既にルンゲクッタや有限要素法では解いているので今更な感は否めないが、固体物理の本を読んでBlochの定理について考え直したり、clapack(zheev_)の使い方に慣れるために良いだろう。実際、Blochの定理を理解しているつもりでしかなかった自分を実感したし、現在作ったプログラムはzheev_のところで Segmentation fault が出てしまう(苦笑)

_ 久しぶりに読んだが、Ibach and Lüthの固体物理学は良い。個人的にはKittelより好みの本で、今手元にある固体物理の本はこれだけである。昨年末に改訂版が出たようなので、ちょっと気になる。

理想論かも知れないが

_ ソニーがIBMから役員を迎えることについての記事が日経ビジネスOnlineにあった。印象に残ったのは、技術社員間のライバル意識の悪影響についてで、やっぱりソニーみたいな会社でもあるんだなぁと思った。他人以上のアイディアや成果を出してやろうという方向に発想が行けば良いんだけど、何とか他人の粗探しをしてやろうとか、他人の手柄を横取りしてやろうという方に流れる人が多いんだろうな。


2009年5月25日(月)

寿命が縮んだ

_ 出社時に車に轢かれそうになった。交差点を渡っていたら、右前方から右折車が。躊躇う様子もなくスーッと曲がってくるので「まさか、ね…」と思ったら、そのままズズズイッとやってきた。「うぉー、マジ!?」と思って硬直するとほぼ同時に「ダダダダダッ」とABSの音が聞こえてきて、ギリギリセーフ。「殺す気かよ」と思って運転席を見たら、同世代かもう少し上の女性が怯えた様子でペコペコしていた。

_ 週始めの朝っぱらから縁起が悪い(轢かれなかったからラッキー!?)。

もう一頑張りか

_ "C++ zheev implementation"をキーワードにgoogleで検索すると見つかる(1つしか出てこない)ページを参考に見直してみたら、有限要素法で使ったdsygvと同じノリでやったがために発生している問題がほとんどだった。中身をよく知らないまま動けばいいや、という発想は良くない(汗)

_ 現状、対角化の計算自体は結果を吐き出すのだが、行列要素の作成もに間違いがあるようで、あり得ない結果が出ている。

_ Hermite行列の対角化ができるようになると、色々と楽しめそうなので、早いところ仕上げたい。


2009年5月26日(火)

思い出(すべきこと)がいっぱい

_ ポテンシャルのフーリエ展開は間違いを修正したのだが、計算が進むと新たな疑問が湧いてくるという状況である。量子井戸とは言っても平面波展開で扱う以上は周期境界条件である訳で、縮退が解けて離散的な準位にはなっていないようだとか、学生時代に一度納得したはずのことや、当時そんなこと考えたっけ?ということなど、色々出てくる。ひょっとしたら、実は正しく計算できていないだけかも知れないし、固体物理や量子力学の本を読み直せば理解できることなのかも知れない。

_ 書棚をチェックしてみたら、Ibach and Lüthの本以外にも数冊あった(汗)。取っ替え引っ替え読んでみよう。


2009年5月27日(水)

湯船に浸かりながら

_ 一つ大きな勘違いをしていることに気が付いた。そうすると、自動的に得られた計算結果はあり得ないことになる。まだやることはあるのだが、頭の中は凄くスッキリした。理論的な流れとして、量子井戸の大きさを無限大とした極限としての自由電子から出発して、そこに周期構造を導入したことを考えれば、当然のことではあるが(気が付いたから言えることではある)。

_ 学部3年レベルの話だと思うし、まだ勘違いしている箇所があるかも知れないが、妙に嬉しかったりする。

液晶

_ ふと液晶が偏光を利用していることを確認したくなった。
見えます見えません
偏光子の向きが90°違うところで明暗が出る…そんだけ。


2009年5月28日(木)

UEFA CL決勝

_ 5時半頃に目が覚めたので、TVの電源を入れると「バルサ2-0マンU」の表示に思わずニンマリ。残り5分を見て満ち足りた気分で追っかけ再生。どちらの得点も相手の隙間をビシッと突いて綺麗に決まっていたし、華麗なパス回しも素晴らしい。露骨なマンU贔屓の実況が耳障りではあったが、この内容とスコアなのでまぁいいかという感じ。


2009年5月30日(土)

三歩進んで二歩下がる

_ 飲み会などがあって、平面波展開による1次元量子井戸計算は2日間手つかずだったのだが、本日再開。色気を出して、バンド計算の真似事までやってみる。この辺り、Blochの理論を再勉強した成果として非常にスッキリしている。

_ ハミルトニアンを生成する時にインデックスを間違えていたことなど、幾つかの修正をしたらそれっぽい感じになってきたと思ったら、何をどう計算しても自由電子…上三角行列を作る際にCLAPACKを使う時の注意点(CとFORTRANでは2次元配列の並びが逆)を忘れていた。そこを修正したらバンドギャップが出てきたが、波数の符号によってブリルアンゾーンの端でのギャップが違っている。

_ 今日はアルコールが入ったので、続きは明日以降。なかなか思い通りには行かないようだ。


2009年5月31日(日)

6年ぶりに更新

_ 「まぁ良いか」という出来になったので、「趣味れーしょん」のページを更新した。HTMLの書き方が分からなくて困った(苦笑)

_ あと、ですます調も面倒臭いので止めてしまった。



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