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_ 最近、1次元量子井戸問題を平面波展開で解こうとチョロチョロやっている。既にルンゲクッタや有限要素法では解いているので今更な感は否めないが、固体物理の本を読んでBlochの定理について考え直したり、clapack(zheev_)の使い方に慣れるために良いだろう。実際、Blochの定理を理解しているつもりでしかなかった自分を実感したし、現在作ったプログラムはzheev_のところで Segmentation fault が出てしまう(苦笑)
_ 久しぶりに読んだが、Ibach and Lüthの固体物理学は良い。個人的にはKittelより好みの本で、今手元にある固体物理の本はこれだけである。昨年末に改訂版が出たようなので、ちょっと気になる。
_ 飲み会などがあって、平面波展開による1次元量子井戸計算は2日間手つかずだったのだが、本日再開。色気を出して、バンド計算の真似事までやってみる。この辺り、Blochの理論を再勉強した成果として非常にスッキリしている。
_ ハミルトニアンを生成する時にインデックスを間違えていたことなど、幾つかの修正をしたらそれっぽい感じになってきたと思ったら、何をどう計算しても自由電子…上三角行列を作る際にCLAPACKを使う時の注意点(CとFORTRANでは2次元配列の並びが逆)を忘れていた。そこを修正したらバンドギャップが出てきたが、波数の符号によってブリルアンゾーンの端でのギャップが違っている。
_ 今日はアルコールが入ったので、続きは明日以降。なかなか思い通りには行かないようだ。