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_ 本来の業務とは無関係な話である。薄膜を付た面と隣り合う面に回り込んだ膜の様子を観察すると、その色の濃さが随分とばらついている。膜厚がばらついているんだろうとは思うのだが、ちょっと自分の手で計算してみたくなった。単層薄膜の光学特性を計算することになる訳だが、過去に作った特性マトリクスを使った多層膜計算のプログラムだと大袈裟だし(*1)、直観的にイメージが湧きやすい方法で計算したいので、フレネル係数で考えることにして、「光学薄膜の基礎理論」(小檜山光信 著、オプトロニクス社)を開いてみる。
_ ちょっと脱線して固定端と自由端の違いやイメージの仕方について考えてみると、今までは丸暗記で来たような気がしてきた(またかい…苦笑)。高校物理について説明があるサイトにあった、運動している軽い球(屈折率小)が静止している重い球(屈折率大)に衝突する場合とその逆を考えるとイメージし易いという説明が良かった。
_ また、多重反射によるフレネル係数は等比級数の和になる訳だが、等比級数の和は何も見なくてもあっさり出せた(ホッ)。
_ あれこれ調べていると、Brewster角に関する疑問も湧いてきたのだが、これは追ってまた考えることにしよう。