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この辺の内容で出願をしたいという話が出てきたので、ちょっと真面目に手持ちの専門書を読んでいる。口が裂けてもこの辺りはよく分からないなんてことは言いたくないし、単純に面白い。
問題は、特許性があるかどうかだと思っている。専門書に書かれている構成との違いを出すのは結構大変そうな気がしている。
先日書いたように、チョロチョロと超伝導の本を読んでいるが、物理現象のイメージが湧かない。あれこれ本を読んでみたが結果は同じだった。ここから先は、自分で手を動かさないと分からないかも知れない。電子対の広がりとか、運動エネルギーと相互作用との損得勘定をもっと真面目に考えるべきだろう。定圧でヘリウム原子が結合しないのは、ポテンシャルエネルギーを最小にする配置では不確定性原理から運動エネルギーが大きくなり(*1)、全体ではエネルギー最小の配置にはならないからだが、それに似たような感じの議論ができるのだろう。
取りあえず、Cooperの議論を認めれば、Fermiの海が不安定になり、別の基底状態になることは理解できたけど、超伝導が分かったと言えるようになるのはまだまだ先の話である。
あるテレビ番組で、オリエンタルラジオの中田敦彦が「なりたくてなる天狗はいない」「天狗には自覚症状がない」と言っていたが、自分の部下の一人を見ていると、「天狗」を「お局様」に置き換えても同じことが言えると思えてくる。
彼女は入社以来同じ部署に居続けており、上の人間も彼女に丸投げして済ませることが多かったようである(*1)。しかしながら、それゆえ「自分がいなければ」みたいな自意識が生まれたようだし、彼女は常に自分が正しいという考えに凝り固まっている節があり、それで部署内の人間関係を引っ掻き回したこともある。そのため部長は本人のためにも一度外の部署に出した方が良いと思っているのだが、そうすると自分の負担が増えるからと実行せずにいて、更にお局様が増長して…という悪循環に填まっているように見える。
お局様にも同情すべき点はあるのだが、気に入らないことがあると、どうすべきかを主張することもなく悪態をつくのは単なる我が儘である。この辺りは生まれ持った性格なのかも知れない。
こういう人間を使いこなす努力をすることで、自分のスキルも上がるのだろう(苦笑)