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_ 実家の兄がブルーバックスの「発展コラム式 中学○○の教科書」「新しい高校○○の教科書」を持っていたので、物理系のものを読んでみた。物理系の学科を出た人間が再勉強に使うには易しすぎるかも知れないが、物理に縁がない人が、自分たちの生活に物理法則がどう関わっているのかを知るには良いのではないだろうか。斜張橋の主柱が高い理由(の1つ)や電磁調理器の動作原理など、具体的な例が豊富であり、自分も初めて知ることが多かった。これらの本で物理を学べば、物理嫌いは減ると思うのだが、どうだろう。少なくとも、単に「○○の法則」「○○の公式」を頭に詰め込むよりは楽しめるだろう。
_ 東急ハンズで偏光フィルムを買ってきて、色々な物の映り込みを偏光フィルムを通して見たり、液晶テレビの前で偏光フィルムを回転させたり、2枚重ねで色々角度を変えてみたりと、実演して見せた。また、赤外線リモコンが発光する様子をデジカメを使って観察するというのもやってみたが、やっている自分が一番楽しんでいたのかも知れない(笑)
_ 今まで以上に真面目にやり始めた「趣味のレンズ設計」だが、メリット関数にMTFに関する条件を加えたり、効きそうな項目のウェイトを変えてやればそれなりのレンズになるのだが、出発点をどう選べば収束性や最適化後の性能が良くなるのか分からないでいる。また、自分でメリット関数を作った場合(*1)はソフト内部での処理が増えるのか、最初からソフト備え付けの条件(*2)を使った方が圧倒的に収束が早く、最適化後の性能も後者の方が良い。幾つかの本には「いきなりスポットサイズを目標値に最適化するのは非効率的」と書かれているが、そんなものなのか?聞ける人が会社にいるうちに聞いておけば良かったと思っても「後悔先に立たず」。
_ 「足もとのみ懐中電灯で照らしながら、全くの闇夜に深山を徘徊して、谷底を探す行為と思えばよい」(*3)とか、某レンズ設計者から聞いた「私は方向音痴の人はレンズ設計に向かないと思っています」という言葉が思い出されるが、自分はそれを肌で感じるところまで来ているのだろうか?…まぁ、趣味で面白がってやっているからそれで良いのだけれど。
_ もっと根本的な問題として、そんなことやってる場合か?というのもあったりして。