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意地悪爺さんが、以前の勤め先で、上司の虐めで若手が出社しなくなったことがあるという話をしていた。「上司の方は、あんな人と一緒に仕事をしたくないと思う人だった」という話を聞きながら、心の中で「そういうアンタは『意地の悪いことを言うのが楽しいんだ』って言ってるんだから、同類だろ」と思っていたのだが、顔に出ていたかも知れない。まぁ、出ていても良いけど。
諸般の事情でいつもより遅くまで仕事をしていたのだが、ぼちぼち帰ろうかと思い始めたときに、別の部署の部長さんからお菓子を貰ってしまった。その部署は大半が残業しており、部下のために買ったものが余ったのだろう。しかしながら、すぐに帰りにくくなってしまい(苦笑)、もう一頑張りしてから帰宅した。
週報に「○○担当の動きについてご連絡いたします」と書いてくる部下がいる。本来なら「○○の業務について報告します」的な書き方だと思うのだが、○○は自分が仕切っていると言いたいのだろうと思うし、日頃の言動から、私と対等の立場であるかのように振る舞いたいことも伝わっているので(*1)、部下なりのささやかな抵抗なのだろう。
ルーティンワークしかやっていないのだからスカスカの週報でしかないのに、ちんけなプライドだなぁとは思うのだが、そんなことに目くじら立ててる自分も同類なのだと思う。余裕を持って流せないのは、まだ自分に十分な自信がないことの現れだろう。更なる精進が必要である。
技術的なことは技術者が、法律的なことは先生方が、経営戦略的なことは上司が一番分かっている。それでは俺は何を分かっているんだろうかと考えると尻込みしてしまい、上手く議論に加わることができず、己の無力さを痛感した時間だった。
資料を読み込むこと、自分の頭で考察することがまだまだ不足している。走り込みをせずに体力が無いとボヤいているようなものかも知れない。