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悪気がないのは分かるんだけど、「光線追跡という方法で計算した結果なんだけど」「半導体レーザの発振波長は1nm/℃の温度依存性があって」なんてことを言われると、つい一言言いたくなってしまう。でも、そこはグッと我慢。
たまにこういうことがあるので物理系の勉強がしたくなるんだけど、これもグッと我慢。
土曜の朝、鏡を見ると右目の白目が赤く盛り上がっていた。暑さ等で寝不足が続き、疲れが溜まると眼が痒くなり、寝てる間に擦ってしまうことがよくあるが、今回もそれだろう。ただ、今回の原因は、暑さによる寝不足だけではなく、仕事や試験勉強の疲れも大きいと思っている。
土曜は二度寝を含めて12時頃に起きてグータラしてたし、今日は10時頃に起きてグータラしてた。本当は、1週間後の試験に向けて追い込む時期なんだけど、体がついて行かないので、体を壊す前に休息したと割り切ることにする。
あと1週間我慢すれば、多少なりとものんびりできるので、それまでの辛抱である。
昨年はここで弁理士について触れたのだが、今回は博士の話である。
学生時代の指導教官から、母校の博士課程社会人特別選抜の案内が来た。このご時世、博士課程に進む人が減っているので、どこの大学でも博士課程に入るためのハードルを下げているのかも知れない。しかしながら、会社の業務ならまだしも、自腹で百万円以上払って博士号を取得するのはちょっと無理がある。勿論、指導教官も、誰かが応じてくれれば儲けもの程度の感覚でいるとは思うけど。
以前、光学機器メーカーを退職したレンズ設計者から弟子入りのような形で指導を受けると、同程度の費用が掛かると聞いた覚えがある。究極の選択として、どちらかを選ばなくてはいけない状況におかれたら、今の自分は後者を選ぶと思う。
20代の頃、今の自分くらいの年齢の上司や先輩に対して、彼等の目先の利益のために自分等の将来を食い潰しているという不満を感じていた覚えがある。しかしながら、今の自分がどれくらい先のことを考えているのかを省みると、お恥ずかしい限りである。先のことを考えると理不尽な横槍が入る、ということを繰り返しているうちに、目先のことだけ考えていればいいやという発想になっていたように思う。
上司と話をしていると、自分よりも何歩か先のことを考えていることを実感せざるを得ない。しかし、これは生まれ持っての能力の差ではなく、そういうことが習慣づけられているかどうかの違いに思える。以前読んだ課長本に、「一つ上の立場で考える」ということが書かれていたが、改めて意識すべきだろう。
こうして考えてみると、出世欲があるということと、先のことを強く意識するということは多少なりとも相関があるのかも知れない。勿論、出世欲だけしかない人もいるけれど、そういう人はどこかで転けているように思う。
イタリアはいつも前評判と反比例する印象があるのだが、今度のEUROもそんな感じである。一試合を通したものは来週観るつもりだが、ニュースサイトの記事やダイジェストを見る限り、スペイン戦は完勝だったようだ。スペインの出来が酷かったという説もあるようだが、それは通して観てからということで。
疲労を別にすれば、イタリア対ドイツの勝者が優勝しそうだが、どうなりますか。