週記以上日記未満 in February, 2011

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2011年2月1日(火)

闇夜の徘徊(14)

_ トリプレットの章について、怪しげな日本語訳終了。自分の日本語訳を読みながら色々最適化を試して見ようと思う。本で使っているソフト(OSLO)と違って5次収差をオペランドに指定できない(OpTaliX)から、全く同じことはできないけど、適当にメリット関数を弄って楽しみたいところ。そこも一度やったはずなんだけど、ほとんど記憶に残っていない。

_ 会社でも、今は好きに使える時間が多いので、過去のノートを見ながら収差論に基づく望遠レンズの設計をやっていた。数年前に東京タワーの下で学んだことで、当時は紙と鉛筆と電卓で計算したのだが、今は使い勝手を考えて、Excelで適当なセルに数値や硝材名を入れれば各面の半径が出るようにした。後は数値をソフトにコピーして…という感じ。これをトリプレットでもやれば、もう少し何か見えてくると思う。


2011年2月2日(水)

一安心

_ 決裁が下りた。納入までもう1週間程度掛かるだろうが、「これを買って貰えなかったら、俺は何をすれば良いんだろう…」という不安があったのは事実なので、結構ホッとした。もっとも、これでこき使われる準備ができたとも言えるが。

_ 同時に数値計算用のPCも買って貰えることになった。かなりゴツい仕様なので、Cygwinとか開発環境でも入れて、自前のコードで計算もしたいなぁと妄想だけは広がっているのだが。


2011年2月3日(木)

今さら?今こそ?

_ 来週辺りに商売道具が届くということもあり、ようやく担当業務を割り振られたのだが、かなり戸惑いを感じている。若手1人と組んで仕事をすることになったのだが、自分はこのような状況で仕事をしたことがない。集団の中で自分が一番年下(あるいは下から数えた方が速い年齢)という状況ばかりだったので、後輩の指導・育成はどうやればいいんだ?という感じである。改めて前の勤め先の若手不足、人材育成のまずさを感じてしまうのだが、それに文句を言っても始まらないし、これからも年上と/1人で仕事を続けるよりは良いと考えて、しばらく試行錯誤するしかないだろう。

_ あと一つ、前の上司と同じ真似だけはしないように心掛けねば。


2011年2月6日(日)

数学書

_ 本棚とタンスの配置上、本棚の一部が死角になっているのだが、そこを覗いてみると、「解析学」(水野克彦 編、学術図書出版社)を始め、行方不明だった数学の本があった。最初の数ページに目を通しただけで、∀とか∃とか、目眩がしてくる…アスキーアートで見る分には、何の問題もないのだが(笑)

_ 常々微分方程式を勉強し直したいと思っていたので、そういう意味では丁度良いかも知れないが、今の自分には少々ハードルが高いかも。


2011年2月9日(水)

8年前の自分に教わる

_ 昨日今日と、Fraunhofer回折が開口関数のFourier変換になることの直観的理解を考える機会があった。過去にその辺りを勉強して、まとめとして報告書を書いたことがあるので当時の報告書を探したら、2003年2月26日付けのPDFが残っていて、当時熱心に読んでいた"Introduction to Modern Optics"(G.R. Fowles)と合わせて読むと、バッチリ思い出した。どちらも取っておいて良かったし、後者は英語の勉強も兼ねて読み直してみるのも良いかも知れない。

_ 報告書には当時の部署名が入っているし、内容的にも手直ししたい箇所があるが、元のTeXファイルはどこへ行ったのかな…

趣味の物理学

_ 今の職場に来て以来、偉い立場の人から、物理現象をどう直観的に理解しているか、という質問/講釈をされることが多い。よく勉強しているんだなぁと感心するし、自分ももっと勉強しないとなぁとも思うのだが、自分の持っているイメージと違うものは間違いだという反応をされるのには少々困っている。特定のルートで上らないと登頂に成功したと認められないのはおかしいと思うのだが(*1)、今のところは「あ、そうですか」と大人しく話を聞いている。

_ 前にも書いたが「物事は、2通り以上の方法で説明できて、初めて理解したと言える」(高橋秀俊)という考え方を大事にしており(*2)、自分が元々持っていたイメージと、偉い立場の人が持っているイメージとで2通り、ということも多いので、理解を深めるために有り難く活用させて頂いているのも事実である。

*1: 勿論、ルートによって難易度には差があるだろうが
*2: その割に実践できてないけど(苦笑)

2011年2月10日(木)

苦笑続き

_ 既に設計用ソフトは届いたのだが、それをインストールするPCが届いていないので、未だに暇。社内のIT関連の部署には納入されているようなので、そこでセキュリティ関係などの必要なソフトを入れた後で来週早々にでも来るのかも知れないが、それまでの間、事務所でくつろぐ訳にもいかないし、机に向かって勉強しているだけというのも周囲の目が気になるので、結構な苦痛かも。勉強に打ち込めば周囲の目なんか気にならないかも?

_ PCだけならまだしも、個々に割り当てられる電話もまだだし、社内イントラの諸手続に必要な社員登録もされておらず、手続き時にエラーが出たり、他の人との会話の中で自分だけに来ていない情報があることが判明したりという状況。会社全体かどうかは知らないが、IT関連の部署がいい加減なのは間違いないだろう。

_ この件があったので、私のことを「雑用を振ってもいい人」と認識している人がいた模様。海外メーカー製の○○という部品があるか、代理店に大至急問い合わせてくれというメールが来て、一瞬目が点になった。それに対して上司がそういう仕事を振る人ではないと説明していたが、勘違いするのも分からなくはない。

問題集

_ ある分野についてのスキルを高めようと思ったら、質・量共に実戦が一番の問題集になるが(*1)、電子回路だとそうも行かないので問題集を買って数をこなすことにした。受験勉強っぽいノリでやるというのも悪くないだろう。自分が回路設計をするかどうかは別として、他人が設計した回路図を見る必要性は避けられそうにない。

_ 見るからに入門という感じの「電気回路基本問題集」と「アナログ電子回路演習」という本を購入したが、しばらくは前者をやりながら、合間に後者をパラパラと眺める感じになるだろう。会社で暇を見てやるのも良いかもしれないが、そろそろ商売道具が揃いそうなので、余り時間が取れないかも。まぁ、堂々と開くには勇気が必要な本ではあるが(笑)

*1: しかも、解があるかどうか分からないし


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