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_ 昨日今日と、あるソフトのデモ版で遊んでいるのだが、「デモ版や廉価版は既存の設計のrefinementしかできないよ」という但し書き付きである。refinementの手法は滑降シンプレックス法で、修論でお世話になった方法である。自分のレベルでは別にこれで十分なのだが、synthesisになると「設計者が馬鹿になる」というくらいに高性能らしい。師匠も「今の若い設計者はグローバル最適化に頼っているので、壁に突き当たるとどうしてよいか分からなくなる」と言っていたし、あるセミナーの講師も「若い頃に上司から『これは貴方が設計したのですか?それともソフトが設計したのですか?』と言われて何も言えなかったことがある」と言っていた。
_ デモ版の期限が切れたら廉価版に手を出してしまいそうだ。
_ Excelで図形を扱う時には「オブジェクトの選択」が必須の機能らしいのだが、今日まで知らずに生きてきた。「あー、そんなのあるのね」程度に思っていたら、「これを知らないのはアホだ」と言われてしまった。そこまで言われなければいけないようなものなのか?と思いつつも、弱い立場なので我慢する。
_ 結構な量があるデータを整理しようと思ったが、すぐに使えるツールがない。Ruby on CygwinとVBAをデータ整理に活用した経験はあるし、今の環境はどちらも使えるのだが、どちらもすぐにプログラムを書けるほどに覚えていないのが悲しいところ。前職で使ったRubyのスクリプトは汎用性がないからと削除してしまったのだが、やり方の参考にはなったはずなので、勿体ないことをした…後悔先に立たず。
_ こうしてみると、転職後の即戦力になり得るツールを持ち合わせていないと言っても過言ではない。FFTWを使った数値計算は仕上げないとなぁ。
_ データ整理用のスクリプトを書き始めた。やっつけ仕事っぽい感じで作ったし、まだ修正する必要があるが、これはこれで楽しい。考えてみると、Rubyの本を持っていないので(以前持っていたのは処分してしまった)、「たのしいRuby」でも買おう。
_ 連休前からある解析業務を担当している。なし崩し的に素人に押しつけておいて、みんなで寄って集って責めやがって、みたいな気持ちがあるが、今更文句を言っても始まらない。
_ 理論的な解析として他人が作ったシミュレータで計算しており、その原理的なところを作成者から教えて貰ったのだが、計算結果に特異点があり、これが物理的に意味があるのか否か作成者自身も判断しかねている。
_ 検算として、別のアプローチでやってみるのも良いかもしれない。少々力業ではあるが、実際の動作に準じた形の計算ができそうだし、自分に何ができるのかを周囲に示していく必要もあるだろう。今使っているソフトの作成者との関係にも気を遣うことになると思うが、自分は既に浮いた存在なのだから、余り気にしても意味がないだろう(笑)
_ 過去の経験上、不具合解析というのは製品についての知識を豊富に持っている人間が行うべきものだと思っている。経験が浅いと、変な先入観を持たないかも知れないが、どこに目を付けて良いのかすら分からないことが多いし、初歩的なチェックポイントを見落としがちである。それを素人みたいな人間に任せてどうするんだか知らんけど。
_ 今週も会議で厳しい突っ込みを頂戴した。権限はないけど責任だけある、みたいな。「今まで何やってたんだ」みたいなことを言われたが、さすがに「その時俺はまだいねぇよ」なんて言えないし、自分が決めた訳でもないことを「そんなやり方じゃダメだ」と言われるのもいい迷惑だ。
_ 気晴らしという訳ではないが、解析用のプログラム作成に手を出し始めた。実用レベルまで行くかどうか分からないが、動作原理の理解を深めるのにも役立つかも知れないし、まぁ良いんじゃないだろうか。